【初心者向け】馬券の買い方 ~単勝を語る~
競馬の手引きで話していた、馬券の買い方、考え方について語りたい。
今回は単勝について。
ただ、単勝については競馬の手引きの時点で大体語ったと思う。
ここはちょうどいい応用例が直近にあったので、それを紹介しつつ実践的なところを触れていきたい。
上の競馬の手引きで語ったように、単勝は馬単や三連単に変換でき、反対に馬単と三連単を単勝に置き換えることができる話はしたはずだ。
その前提で話していく。
運用方法
まずは単勝を使う時の具体例を取り上げていく。まずこの3つだ。
①勝つと思う馬、あるいは応援したい馬がいる時(主馬券としての買い方)
②馬単、三連単と併用する時(フォローや上積みを考えた買い方)
➂単勝多点買い(保険的な買い方)
①主馬券としての買い方
これはもうシンプルに勝ち馬を当てる時、あとは応援したい馬がいる時に使うパターンだ。
前者は本当にシンプル。この馬が勝つ! と思った馬がいる時、あるいは逃げ馬が狙える時は普通に単勝を買えばいい。
この時、オッズは気にする方がいい。競馬の手引きでも書いたが、単勝は平均配当9~10倍だ。正直オッズは青天井なので中央値を出せばもう少し低いところになると思うが、それにしても5~7倍辺りだと思う。
この辺のオッズなら、5回に1回勝馬を当てれば回収率プラスとなる。ここを狙うのがオススメだ。
この手の馬券を買う時は不的中を恐れず単勝1点でいい。ほかの馬券を買って上積みを狙うのもありではあるが、シンプルに勝ち馬を当てるだけなら正直単勝だけで十分コスパがいいし、むしろ上積みの方が当たらず損になるケースの方が目立つ。
上積みに回す分を全部単勝に入れて、1点勝負しよう。その方が長期的な収支は上がるはずだ(上がらないなら、単に馬選びの問題である)。
もう一つ、単勝は応援馬券を買う時にも使いやすい。
POG指名馬だったり、推し馬だったり、あるいはやるつもりはないけどパドックであの馬いいな、みたいな形で買いたい馬というのはどの競馬ファンにも1頭、2頭いたりすると思う。そういう馬を三連系に入れると、点数が増えて予算オーバーして悩むケースは誰しも経験があるだろう。
しょうみ勝てないけど、来たら後悔するしな、てことでとりあえず入れて点数が増える。あるいは、泣く泣く消して、結局来られて後悔する。人によってはどちらも経験があるだろう。
私はこういう時、その推し馬の勝負度合いが低い場合、単勝と複勝を100円ずつ買い、紐には一切入れない。これで自分のなかで後悔しないようにしている。これなら仮にきても応援馬券は当たるから問題ない。できれば保険的な役割を果たしてくれれば幸い。来ないなら来ないで200円の損失で済む。
POGだったり優先出走権獲得などで勝つことだけが必要みたいな状況なら複勝すらカットする。単勝はコスパがいいので、100円だけ買っておく、という買い方でも結構回収が取れるのだ。
やるつもりのないレースでもこうしておけば、出費を抑えられる。単勝100円でも当たれば800円とか、場合によっては2000円とかになるのが単勝だ。このように、出費を抑えるために使うのもちょうどいい。
②フォローや上積みを考えた買い方
単勝は勝ち馬を言い当てる馬券だ。当然単系馬券との相性はいい。
単勝を買った時、それをさらに限定した馬券が馬単や三連単となる。1着はこの馬だけど、2着候補は3頭いるんだよね、て時は馬単なら3点、三連単なら3×(全-2)の点数で再現できる。
単勝を買い、さらに上積みを考え馬単、三連単を買って、これらをボーナスに使うという考え方は「相手が絞れているなら」常套手段である。
あるいは何かに逆転されることも考えて馬連に切替えるとかもあり。さらに複勝圏内の可能性の方が高いというのであれば、まず馬券に絡む馬とのワイドを保険にする、そういう馬がいなければシンプルに複勝を買うなども考えられる。
馬単、三連単を上積みとして使う、馬連、ワイド、複勝を保険として使うなど、単勝を中心に馬券を組むにしても考え方は色々ある。この辺りは自分で試していくとよいだろう。
ちなみに私は単勝1点とワイドの1、2点をセットで買うことがほとんどだ。これで結構配当が高いし、ただの単勝と複勝のセットより払い戻しが大きいので、予算を少なくしつつも上振れを取りやすいのだ。
不的中を恐れないなら、こういう買い方もありだろう。
➂単勝多点買い(保険的な考え方)
抵抗のある方は多いだろうが、私はこれ、ありだと考えている方だ。
そもそも三連系で1着馬候補に2頭も3頭も挙げている人間が、単勝多点買いを批判する権利は一切ない。なぜならやってることが一緒だからだ。
単勝多点買いの好例はつい最近、青葉賞であった。
この時の私の予想は「コントレイル産駒がここで重賞初制覇を決める」というものだった。詳細はこちら。
この時は4頭のコントレイル産駒がいたので、コントレイル産駒4頭の単勝多点買いを試みた。

この時のオッズは4頭とも8倍以上とそれなりについていた。
このように多点の対象がいずれもある程度オッズがついていて、かつ「当てにいく」のであれば単勝多点買いは全然あり。
確かに原則1点しか的中の目はないが、この馬が勝った時は払い戻しこれぐらい、と傾斜をつけてやり、一番勝つと思う馬やオッズのある穴馬に多めに振ってやることで、そこが当たった時に大きなプラスにする、といった調整ができる点はいい。
ある程度オッズが監視できるなら、こういうのも考えとしてありだ。
ちなみに上の例では単勝以外も買ってしまっているが、このようにほぼプラマイ0の結果になっている(この時、16が勝った時は他券種も含めてほぼプラマイ0になるよう調整はしている)。このように、単勝多点買いをする時は互いの単勝がほかの単勝の保険になっているので、ほかの券種を買う必要がない。
むしろ買うことで単勝が当たってもガミになる可能性を秘めるので、慣れないうちは単勝だけで買うのがオススメだ。
勝ちそうな穴馬が複数いる時に使いやすい。覚えておいて損はない買い方だ。
まとめ
ここまでの内容をまとめる。
【原則】
・勝つ馬を言い当てる馬券
・馬単、三連単と同じ意味合いになるケースも
【買い方】
①主馬券
→ 5~7倍の馬を1点で買う時、逃げ馬を狙う時
→ 応援馬券ややる予定のなかったレースをとりあえず買う時(コスト減のために使う)
②ほかの券種との併用
→ 上積み狙い(馬単、三連単)
→ 保険狙い(馬連(枠連)、ワイド、複勝)
➂単勝多点買い
→ 勝ちそうな穴馬が複数いる時
すべての馬券の基本となる単勝は初心者にはオススメだ。なんだかんだ、JRAの馬券は単勝、言い換えれば勝馬が中心になっているし、勝馬さえ予想出来ればどの馬券も組みやすくなるようにできている。
そこは意識しておきたい。
そしてコスパがよすぎるゆえに、コスト減のために気軽に握っておけるのが利点だ。
一度は使って、使用感を確かめておくことをオススメする。
次回はおそらく複勝。これも単勝と同じく1頭を扱う馬券で、的中難易度は一番低い。ただしその分、取り扱いに注意しないと簡単に収支を悪い意味で破壊する馬券でもある。しっかり解説したいと思う。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
※当サイトの記事で書かれている予想は、的中を保証するものでもありません。馬券は自己責任でお願いいたします。
近々紙馬券はなくなるとか。いわゆる「がんばれ馬券」(単勝と複勝をセットで買う馬券。紙の馬券に「がんばれ」と印字されるのがいい)もなくなってしまうのか、と悲しい気持ちにもなる。できれば残ってほしいものだが。



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