【競馬コラム】最近のオッズについて思うこと 前編
単に競馬ファンの馬券購入面でのレベルが上がった証拠なんだと捉えている。
間違いなく不正などではない。それはさすがに情弱の意見。
先日のNHKマイルC、想定一番人気はダイヤモンドノットで、レース直前までは確かにそうだった。それが蓋を開けてみるとロデオドライブが逆転し、実際この馬が勝った。逆転されたダイヤモンドノットは着外に飛んだ。
NHKマイルCはもともと混戦で、少なくとも8、9番人気あたりまでが20倍以下、5、6番人気あたりでも一桁台の赤オッズだった。GⅠに限らず平場でもよく見かける拮抗型のオッズといっていいだろう。最近だと12番人気でも20倍いかないこともままある。
私は競馬において、どの馬にも基本的にはチャンスがあると考えて予想をしているし、人気薄の馬でも頭があるという考え。実際それで穴馬券も取ってきた。
同じように考えて結構な穴馬を押さえる人間が増えてきたから、このような状況になっているのではないかと思っている。ある意味では現実に即したオッズになっていると言えるし、逆に言えば妙味はなくなったとも言える。
ただ、馬券レベル向上という意味では喜ばしいことなのかもしれない。
馬券レベルが高い人間はどういうムーブを取るかというと、締切直前までオッズと睨めっこして、どの馬券を買うのがより期待値が高いかを考察し、直前でその期待値の高い馬にぶっこむ。
実際ロデオドライブは直前で6700万円もの大口の単勝が購入されたそうだ。ほかの券種での一番人気は変わらずダイヤモンドノット。それはそうだ。買われたのは単勝だけなのだから、ほかの券種のオッズは1ミリも動かない。
馬券の払い戻しの仕組みは、各券種ごとに合計金額を算出し、そこから券種ごとの控除率分引く。これは単勝なら20%、馬連やワイドなら22.5%といった感じ。よくあるウルトラなんとかで控除率が15%になるよ、てのはここに関わっている。
この控除率が言わば胴元であるJRAの取り分だ。ここから残った金額を的中者に配分する仕組みとなっている。これをパリミチュエル方式という。
だから、先日の天皇賞(春)でクロワデュノールを勝たせたのはJRAの陰謀だ! とかいうバカ丸出しの発言してるバカはただの情弱である。JRAの取り分は変わらないのだから、どっちが勝ってもJRAはぶっちゃけ構わない。
そりゃ宣伝効果を考えればクロワデュノールの方が高いかもしれないが、大穴が勝てば購買意欲だって上がる。やはりどっちでも構わんだろう。
さらに言えば、画像が高画質化した現代において、胴元がそんなクソみたいな不正をしたところで、必ずどっかでバレる。レーシングビュアーで過去の映像をいくらでも見れる時代にそんなリスクを犯す必要がない。信頼第一のギャンブルにおいて、すぐに足が出るような不正をしたら一発で誰かにバレる。それはありえないのだ。
結論を言うと、オッズに関してもJRAの陰謀(笑)も馬券をはずした敗者の戯言である。
まあ最近の平らなオッズは馬券購入者視点だと妙味がなくて困ったなぁ、て感じではあるが。
そんなこんなで、この馬券購入者のレベルが上がった現代において、我々はいかに戦い抜くか。ロデオドライブみたいに妙味があると思ったら直前ぶっこみが入る現代において、我々はどのように馬券を取捨選択していけばいいのか? それを私なりにまとめた記事を明日、後編として出そうと思う。
参考というか小話程度に聞いてくだされば幸いだ。
また明日!
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
※当サイトの記事で書かれている予想は、的中を保証するものではない。馬券は自己責任でお願いする。また、当方の予想は原則10回中1回、10倍以上のでかい的中が当たればいいな、という設計で書いている。その理念を承知の上でご閲覧いただいていることを前提とする。
まあ、ネタ発言はどうでもいいが、真面目にアホ発言するのは避けようね、と思いながらXを眺める毎日である。よーく考えて発言するのが競馬に限らず大事である。



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