【競馬コラム】最近のオッズについて思うこと 後編
前編では最近の中央競馬のオッズが直前で急変する話や、控除率の話をした。
今回は、昨今の中央競馬でのオッズ変動を踏まえた対策について語りたい。
少し話はズレるが、ここを読んでいる皆様方は、本命党だろうか、穴党だろうか。前者は人気サイド中心に馬券を組み立て的中重視よりの予想をする。後者は人気薄中心に、的中より回収率重視の予想をする。
かなり乱暴に表現するとこの通りになる。
これらのほかに、期待値重視の考え方もある。これは、オッズと的中率のバランスを考えて、妙味のある馬を中心に据える、という考え方である。
たとえば、3回に1回勝てる馬がいて、その馬の単勝が5倍ついているとする。これは買い、とするのが期待値重視の馬券師である。
最近はこの考え方をする人間が増えているし、かなり合理的でもある。ただ、(それが悪いという意味でないことはあらかじめことわっておく)こういう人間が増えたことで、今の状況が生まれている面は少なからずある。
期待値買いをするなら直前のオッズが絶対必要。そのオッズと的中率が見合うなら、そこにぶっこむのが正しい。
結果的にオッズが乱れて思ったような配当になってるかは定かではないが、合理的な考え方といえる。少なくとも私はそう考えている。
私は、最近の競馬において期待値買いするのはかなり難しくなった、という話をたまにしている。
それは、普段なら締切よりだいぶ前にぶっこんでいた人間が直前に買うようになったため、オッズが平たくなったり崩れたりしている、と感じているからだ。
実際、Xで期待値買いしていた人間が期待値買いを辞めているのも散見される。そらこんな状況では難しいからな。
というわけで、今の日本競馬で期待値買いするのはやめましょう、というのがまず一つ目。
もう前提が崩れているのだから、期待値で買うのは難しいのだ。
じゃあどうすればいいかというと、私の場合は買い目を絞りつつ買いたい馬券を買うことを徹底している。
そしてぶっこむ券種は単系より連系にしている。要はぶっこまれにくい馬券を本線にして、オッズ急降下を避けるようにしている。
結局競馬で勝つには選択と集中が大事で、有効な的中馬券にいくらぶっこめるかにかかっている。
だから買い目をとにかく絞り、そこに資金を注ぎ込むのが大事だと思ってる。単系より連系にしているのは、当然連系の方が単系に比べればぶっこまれる可能性が比較的低いからだ(もちろん連系にぶっこまれるケースも存在はするが、単系に比べればマシ)。
仮に他の購入者とかちあってオッズが急降下しても、点数が少ないゆえにガミになる可能性は低いはずだ。
要は、オッズ急降下を止めることは不可能だし今後むしろ加速していくので、いかに回避、あるいはダメージを低くするかが重要という話。
あと、赤オッズに手を出さないのも手としてあり。単系9.9倍以下、連系なら20倍未満は結構オッズが動く傾向にある。反対に単系なら10倍台、連系なら20倍付近のオッズは例年と比べてそこまで動きは大きくないと感じている。
単系ならむしろ人気薄の方がオッズが急上昇する傾向がある。今年に入って単勝万馬券が増えたように感じている方もいると思うが、それはこういったオッズ崩れが度々起こり、人気薄の単勝配当が伸びやすくなっているのも背景にある。
いずれはそういう単勝万馬券を狙う方法も考えていく必要が出てくるのかもしれないが、それはおいおい研究したらいいと思う。下手に手を出すと大火傷するだけだろうし。
AIによる大口購入の話はあるが、まだ競馬予想においてAI予想が全レースを完璧に的中させる段にはなってない。
競馬が馬という生き物を扱い、その生き物をエスコートしているのが騎手という人間である以上、傾向は生まれても確実にこの結果、と言い当てるのは難しい。
AIの予想が外れやすいレースを探す、というのもムーブとしてはありだが、まだそこまでしなくても問題はない状況である。
今は自分の予想と馬券に向き合い、納得のいく馬券を買うことが大事だと、昨今の競馬やオッズ事情を見ながら思う。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
※当サイトの記事で書かれている予想は、的中を保証するものではない。馬券は自己責任でお願いする。また、当方の予想は原則10回中1回、10倍以上のでかい的中が当たればいいな、という設計で書いている。その理念を承知の上でご閲覧いただいていることを前提とする。
ベランダに住んでいるツバメが孵った。今年の第一陣は5羽。昨年は2話ぐらいしかいなかったことを考えると、増えて何より。寒くなりがちな換気扇を止めたのが正解だったと思っている。なんでも試行錯誤が大事だ。


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