【中山記念 & 阪急杯】やや荒れ予報! スーパーG2のレベルと思い出の名馬の話
こんにちは。こんばんは。夜桜という者です。
今回は中山記念と阪急杯の予想になります。
特に中山記念は個人的にも思い入れがあるレースで、毎年楽しみなんですよね。
ここでは、今年のレースレベルや、中山芝1800mのコースの特徴なども含めてお伝えしていきます。
また、脇道に逸れたりするので、そんなもんいらん、という方は↓からばびゅーんと飛んでください。
中山記念 & 阪急杯 予想印
まずは予想印から。
◎ パンサラッサ
▲ ヒュミドール、ウインイクシード
✓ コントラチェック(パドック次第)、カラテ(パドック次第)、マルターズディオサ(パドック次第)
◎ モントライゼ
〇 ダイアトニック
▲ リレーションシップ
△ タイセイビジョン
✓ トゥラヴェスーラ(パドック次第)、ミッキーブリランテ(パドック次第)
◎ 本命馬(どちらも単勝軸)
〇 相手
▲ 穴
△ 紐
✓ 紐に昇格させるか外すか検討中
今回も先週の小倉大賞典と同じく小頭数まで絞れているので、3連系で馬券を組み立てたいと思っています。
中山記念は3連単Fまで考えてもいいところ。点数が多くなりそうなら3連複にします。
それと▲の単勝は持っておきたい。
阪急杯は低レベル拮抗戦と見ているので、絞れてはいるものの3連複流しめにします。
やはりやや広めにするので、挙げていない馬も何頭か入れると思います。
現状、他にケアするなら、ヴィジュネル、サンライズオネスト辺りかと。
グレイイングリーンはあまり抑えたくないな、というのが本音。
また、こちらも▲の単勝は持っておきたいです。
どちらも予想詳細は後の項に書きます。
その前に脇道へ。
名馬が出走した思い出の中山記念の話
今回の予想でも頼りにする予定なのですが、私は自分の『馬を見る目』を結構信用しています。
実際ここ最近では、ダイヤモンドSの大穴ランフォザローゼス(11番人気)を指名していたり、
小倉大賞典でも、ワンツーの馬を上位と見ていたし、
現場になれば先々週の阪神6R 3歳未勝利戦で初出走してきたヴァレプロフォンダ(7番人気)を穴指名して3着複勝とワイドを取っていたり。
このように実績を残している以上、それなりにいい目だと自負していいのではと思っています。
そんな私がその自負を持つきっかけになった馬がいました。
それがこの中山記念で巡りあった、あの名馬でした。
時は2016年。あのサトノダイヤモンドやリオンディーズ、マカヒキ、ディーマジェスティらが覇を競い、群雄割拠のクラシック戦線を繰り広げていた年であり、私が競馬デビューした年と言っていい2016年。
私は中山記念の事前予想で、アンビシャスという馬を本命に挙げていました。
アンビシャスは事前想定オッズでは確か4番人気。
この馬は後に大阪杯(まだG2でした)であのキタサンブラックを倒したりと、かなりの実力馬だったのですが、この年の中山記念ではそこまで人気していませんでした。
それもそのはず。中山記念はスーパーG2と言っていいレース。
その年のメンバーはドゥラメンテにイスラボニータ、リアルスティールといったそうそうたるメンバーが揃っていたのです。
超ハイレベルレースだったわけですが私は、
いいやアンビシャスが強い!
ドゥラメンテとかダービー以来の出走で何か月の休養明けやねん!
くるわけないやろ!
と思ってそこまで重い印を打ってなかったんですよね。
しかし当然1番人気。当日の単勝オッズは2.1倍。
なんでそんなに人気しているんだろう。
当時の私はまだダービーを勝っていることの意味を理解していなかったんですよね。
だから、パドックを見るまで、軽視する気満々でした。
3連系を打つ気満々だったので、『アンビシャス頭ならそこそこつくぞ。しめしめ』と思っていたんです。
ですが、パドックが始まってそんな考えは吹き飛びました。
ドゥラメンテの圧倒的なやばい気配。
私は、画面に写るその雄大な馬体を見て思わず土下座し、3連単の頭をドゥラメンテに変更しました。
それぐらい完璧なパドックだったのです。
そしてレースになればドゥラメンテはそれが当然のように1着をとって帰ってきたのでした。
3連単的中。37.8倍。
https://db.netkeiba.com/race/201606020211/
私は今まで色んな馬を見てきたつもりですが、やはり5本の指に入るぐらいの良パドックでしたね。
他で挙げるなら、菊花賞のサトノダイヤモンド。京都2歳Sのカデナ。
この辺もその歴代ベストパドックに入る馬達ですね。
そしてやはりみんな勝ち切ってくれた。
そういうパドックで感じとれる『やばい気配』というものはあるんですよ。
私が90年代の競馬を見れるのであれば、メジロマックイーンの天皇賞3連覇を阻んだライスシャワーのパドックを選びますね。
馬どころか鬼が宿っているとまで呼ばれた、『やばい気配』を感じ取れたかもしれないから。
ライスシャワーのパドックを見るのはもう叶わぬ夢ですが、他の馬に『やばい気配』を感じとれるかもしれない。私がパドックにそれなりに執着するのにも、こういう理由があるのでしょう。
というわけで、私は自分のセンサーにそこそこ自信を持っているのです。
今回もそのセンサーが発揮されるのか、なかなか楽しみですね。
中山記念 展望 ~ 中山芝1800mというコースの特殊性
そんなわけでメンバーが集まりやすいスーパーG2とも呼ばれる中山記念。
……なのですが、今年は若干層が薄いように感じるのは私だけでしょうか。
とりあえず現時点でのオッズと枠の並びを確認しましょう。
https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202206020211&rf=race_list
人気どころが外に行ったのは大きいですね。
中山芝1800mというコースは圧倒的に内枠が有利です。
なぜならスタートしてすぐに第1コーナーがあるから。
隊列も決まらない間にコーナーに入れば、外にいる馬がコーナリングロスになるのは明白。
その分余計に走らされるので当然割引です。
だから外枠は不利。
どれだけ開催が進もうが、中枠が有利になることはあっても内枠が圧倒的有利なのは変わらない。
となれば、外枠に人気馬が揃った今回はかなりチャンスです。
しかも普通の競馬場の1800mならまだしも中山芝1800mはまた話が変わってきます。
中山芝1800mはコーナーが4つあり、1周競馬。
特に今年はよく該当する馬が多いのですが、マイルからの距離延長馬にとってはいつもよりさらに、しかも他の競馬場の芝1800mに比べてもスタミナが要求されるコースなのです。
だからマイラーなんかがここに出てきたら割引です。今回は人気馬で該当する馬が多いですね。
ちなみに中山1600m行けるんなら中山1800mも行けるとか思うのは絶対甘いです。
求められる適性が全然違うので。
ググればわかりますが、中山芝1600mと中山芝1800mはコースレイアウトが全然違います。
坂の配置や周り方まで全然違いますからね。
200mしか違わないのに、得意不得意がかなり変わる競馬場ですよ、中山は。
そういう視点で見た結果、今回印をつけられるのは上のような馬達ではないかな、と見ています。
◎パンサラッサはこのメンバーの中で特に何も問題ない馬。しかも単騎逃げになる可能性が高く、今の中山の馬場にも合っています。
土曜日の競馬を見ている感じでもライン取りさえ間違わなければまず残せる位置なので、複勝軸でしょう。
勝ち切りも全然あると思います。
ちなみに土曜の中山芝の傾向はこんな感じ(もちろん日曜日に馬場傾向が変わる可能性もあります)。
- 前有利。
- 直線は内ラチより五分所の方が伸びる。
- 時計はそこまで速くない。
▲ヒュミドールは内枠でそこそこの位置につけられそうで、対応力のある馬。単勝まで持っておきたいです。
▲ウインイクシードは、去年このレースで入着している馬。
勝ち切るまではいかないまでも、馬券圏内に入ってきても不思議はない位置。
当日、よほど速い馬場にならなければ好勝負が期待できます。
✓をつけた子達は距離的に微妙な馬と、未知数な馬を選びました。
距離不安なのは、コントラチェックとカラテですね。特にカラテはここを走れるイメージを持てないです。
そりゃ地力は高いでしょうけど、このコースをこなせるかと言われたら結構怪しいと思ってます。
コントラチェックにしてももともと1200mを走っていた馬。1600mをこなせても中山芝1800mはまた事情が変わると思います。ですが地力から一応のケア位置と見ています。
マルターズディオサは前走までの敗因が斤量にある可能性が高いので、軽い今回はパドックの気配次第で取捨しようと思います。距離はこなせるんじゃないかと思います。
また、人気どころのダノンザキッドとアドマイヤハダルは、
前者は距離の観点から、
後者は中山が合わない、という観点で消し気味です。
ちなみにダノンザキッドに関しては内枠に入ったら完全に消す予定でした。
この馬、外から被せられたら、落ち着きをなくす馬だったので。
皐月賞の敗因はそこです。
そしてかかり癖がある以上、マイルより長い距離には疑問がつきまといます。
なんにせよ被せられないとはいえ不利な外枠、という時点で買う旨味は薄いと見ています。
それに今までマイルを走らせていたのに、ここに来て1800mというのも微妙だと思いますし。
アドマイヤハダルは東京向きの走法の馬だったはずなので、この舞台には合わないと思います。
いや皐月賞4着やん、という方がいると思いますが、この世代は多くの馬が東京向きの馬だったので、適性に差がなかったんですよね。
だから皐月賞4着でも中山適性があるとはあまり思えないです。
実際同舞台のディセンバーSでも負けてますし。
よって私は、中山記念は荒れる可能性がそこそこ高いと見ています。
また、特にパンサラッサのペースに付き合わされそうなトーラスジェミニをはじめとする番手タイプの馬はあまり高く評価できないな、という印象です。
阪急杯 展望
こちらは馬柱から。
https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202209010611
土曜の阪神の馬場は、以下の感じ。
- 五分所が伸びにくい
- 差しが届かない。来ても3着
- 時計は平均的
今回はざっと見て逃げそうな馬がいません。
しかし馬場傾向は明らかに前の方が有利。
となると、逃げそうな馬に本命を打つ方がいいと思われます
◎モントライゼは前走新潟1000mの直線競馬に出走しており、確実に行き脚がつきます。
朝日杯FSでもオーバー気味に逃げていたので、前に行く力は相当あるでしょう。
前に行って勝ち切るかは怪しいですが、残すことは十分できると思います。
よって、複勝軸での◎。
〇ダイアトニックはコンディションが良さそうなので指名しました。
ちなみに1400m戦では5-1-1-0とかなり良績。絶好の相手でしょう。
なんなら頭まで見れると思いますが脚質が怪しいので、連系を打ちたいなら当日差しが届くのかを確認したいところですね。
▲リレーションシップは1400m戦では3-1-0-3と良績な割にあまり人気していません。
穴どころとしては絶好の位置です。このオッズなら絶対抑えたいですね。
△タイセイビジョンは外しづらい位置。ただ、差しが全く届かない馬場と決め打つなら、外してもいいとは思います。
✓トゥラヴェスーラは上りが速い馬。差しが届くなら抑えたい位置ですが、最内というのが若干難儀。
パドックでの様子もうかがいたいですね。
✓ミッキーブリランテも怪しい位置ですが、競馬をやめるところがあると聞いているので、パドックの気配で判断したいです。
こういう地力はあるけど競馬をやめる傾向がある馬(有名どころだとソダシ)は、取捨が難しいんですよね。
こればかりはケアするしかないかもしれません。
馬券としては先ほど書いた通り3連複を流す感じで。
『◎ー〇▲ー〇▲紐広め』みたいな形が理想かなと思っています。小倉大賞典と同じような打ち方ですね。
具体的な買い方は、前回の反省記事をご参考にしてください。
出走各馬詳細
今回も対象レースのメモをまとめました。ご参考程度にどうぞ。
厩舎コメントなどは、大体Gallop誌やnetkeibaさんから引用しています。
馬番1~7番
馬番8~16番
馬番1~8番
馬番9~14番
以上になります。
それでは皆様の幸運を祈りつつ、ここで打鍵を止めさせていただきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
by やはり何度見てもあまりレベルが高いレースには見えない、夜桜 ほとり(2022/2/26)
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