【日経新春杯 & 京成杯予想】思い出のレースと馬券購入における注意について

競馬

 こんにちは。こんばんは。夜桜という者です。

 今回は愛知杯には間に合わなかったので、日曜日の両重賞について書いていこうと思います。

 途中で例によって例のごとく脱線し、しかも今回はエッセイに近い話になるので、

 お前の話なんてどうでもいいよ、という方は、↓の目次からビュンと飛んでください。


日経新春杯 & 京成杯の予想印

 まずは予想印から。

日経新春杯

◎ ステラヴェローチェ

▲ ショウナンバルディ

△ フライライクバード、クラヴェル、マイネルウィルトス

✓ アフリカンゴールド、ヤシャマル、トラストケンシン

京成杯

◎ ヴェールランス

〇 テンダンス

▲ サンストックトン

△ アライバル、ホウオウプレミア、ニシノムネヲウツ

✓ ルークスヘリオス、ヴェローナシチー、オニャンコポン、ロジハービン

◎ 本命馬(ともに単勝軸)

〇 相手

▲ 穴(ともに複勝軸)

△ 紐

✓ 紐に昇格させるか外すか検討中

 京成杯は馬場や傾向を見ながら検討することになるでしょうね。


思い出のレースと馬券購入時の注意の話

 個人的な思い出の話なので、完全な脱線です。

 ただのエッセイなので、今回の予想の話を見に来た方はまるごと飛ばしてください

 さて。何年も競馬をしていたら、思い出のレースの1つや2つできるのが競馬ファンというものですが、
 今回する話は、私が競馬ファン成りたての頃にやらかしちゃった思い出のレースについてです。

 厳密に言うと、『やらかした』というより『やらかされた』というべきなんですが。

 もはや時効だと思っているので、その時の関係者には断りを入れずに書きます笑

 2016年1月16日。忘れもしない私の競馬場デビューの日のことでした。

 ゴールドシップが引退した有馬記念から競馬にハマり始めた私は、
 その日、競馬開催事務員の母から、京都競馬場の特別席のチケットをもらっていたのです。

 私と、私を競馬に引きずりこんだ元凶である友人O、私の先輩A、そしてパチカスの4人で、競馬場に行ったんですね。

 初めて当てた馬券は今でも忘れはしない、京都9Rのエルビッシュヒルノマゼランの馬単30.3倍。

 その日は確か±0ぐらいで終わった気がします。

 友人Oとパチカスは-、先輩Aは+となって、競馬って上手いことできてんなあ、て言いながら我々は競馬場近くの飲み屋に行きました。

 こういう時って次なるギャンブルの話になるのが相場で、やはりそういう流れになりました。

 先輩Aが「明日の日経新春杯に出走するシュヴァルグランの1着は堅い」と切り出してきたのです。

 当時のシュヴァルグランは条件戦を3連勝して初めての重賞
 前日時点での想定オッズは約2倍

 そしてこの馬は後にジャパンカップで、あのキタサンブラックを倒す名馬となるわけですが、それはその2年後の話。

 今思うと先輩の目はよかったわけですね。

 それはそれとして先輩Aのその自信を見て、パチカスが言うわけです。
 
 「じゃあそこに単勝ぶっこもうぜ」

 おいおいマジかよ。

 しかしノリと勢いだけで生きているような私達です。
 友人O、先輩A、パチカスがそれぞれ3万、私は1万円出して、計10万の単勝を買う運びになりました。
 
 いやいや、なんでそんな高額になってんだ。
 今でもそんな馬券めったに買わねえよww

 ところでなんで私だけ低いかって?
 無謀だと思っていたのと、単に持ち合わせがなかったからです。

 その時の私は熟考していたんですね。

 ほんとにこの馬がでかめの単勝を打つに値する馬なのか?
 もしかわされるとしたらどの馬にやられるのか?

 それで考えに考えた結果、帰りがけの友人Oに頼んだのです。
 「レーヴミストラルシュヴァルグランの馬連を買っておいてくれ」と。

 先輩Aはそれを聞いて「それならレーヴミストラル頭の馬単(オッズ12.6倍)を買うわ」と言ったのですが、
 私は「シュヴァルグランの頭にもカバーが効くし馬連でいい」と言って、友人Oに3000円を託しました。

 結果的に馬連のオッズは5倍ぐらいだったので、仮にこのワンツーになれば15000円の払い戻しです。
 単勝が外れたとしても+になるという仕掛けだったわけですね。

 まあここまで言えば大体のオチがわかるでしょうけれど、聞いてください笑

 そして翌日です。
 LINEでかわされる馬券を購入したという報告。

 シュヴァルグラン 単勝10万

 100,000の数字が輝く馬券が画像で送られてきて、ほんまにやりやがった、てなりましたね。
 そしてレースの時がやってきました。

 スタートし、もう忘れもしない最後の直線。

 4コーナーで馬群から抜け出すのにモタつくシュヴァルグラン
 しかしその外から明らかに手応えのいいレーヴミストラルとその末脚

 結果、道中でほとんど最後方にいたレーヴミストラルの差し切り勝ち。
 シュヴァルグランは、サトノノブレスをハナ差でかわして2着。

 https://db.netkeiba.com/race/201608010611/

 なんと私の馬連は的中したのです! 

 やったぜ。
 しかし私的には+でも、他の面々は3万-です。LINEでの雰囲気は暗い。

 そんなわけで我々の大勝負は儚くも散ったのでした。

 いやはや、こういう勝負には保険がいるものなんだなあ、と思いながら私は友人Oに電話しました。

 「そういやO、言ってた馬連買っといてくれた? 払い戻し15kだよね?」

 その瞬間、電話の向こうの気配が凍ったのがわかりました。

 あっ。

 私は悟ってしまいました。

 私「もしかして、買うの忘れた?」

 友人O「す、すまん! 単勝10万買うのに頭がいっぱいで……買うの忘れてた!」

 もともとビビりの友人Oです。『実は買ってたけど隠してる』という様子でもない。
 どうやら本当に買い忘れてしまったようです

 その後めちゃくちゃ謝られたのですが、私はいいよいいよ、と許し、
 馬連用に渡した3000円は返すように言って手打ちとしたのです。

 私としてはこれで10000円-。
 買っといてくれたら2000円+だったんだけどなあ、てなったのですが、

 なんだかんだで友人Oとは仲良しだし、奴の性格はよくわかっているつもりだったので普通に許しちゃいました。

 それから私は、自分が予想した馬券は自分で買うようになりました
 私が普段から他人の予想にあまり乗らないのも、こういう経験があったからですね。

 というわけで、これを読んでいる競馬初心者の方々。
 並びに重々承知のことと思いますが、競馬中級者以上の方々も、

 馬券購入は自分でやりましょう

 絶対こういう事故が起きて、友人との関係性に亀裂が走ったりするので。

 ちなみに私と友人Oとの仲は今でも親密な方だと思います。
 たまに電話したり競馬の話をしたりもしますし笑

 でもなかなかそうならない場合も多いですからね。
 やはり即パットなりなんなり、自分で馬券を買う環境を作るのが大事です。

 そんなわけで、馬券を買う時は自分で買おうね、ていう単純で当たり前の話なのでした。

 なんでこんな話をしたかって?
 そりゃそんなやらかしされたら思い出にもなるでしょ。

 だから毎年日経新春杯が来るたびに、自分の考えで馬券を買うことが大切なんだと思い起こすわけですね。
 もう今じゃ笑い話なんですけど笑

 まあ競馬予想記事なんか書いてる奴がこんなこと言ったら矛盾でしかないのですが、

 競馬は自分で予想して、自分で買うべきなのです。

 しかしそれでも競馬予想記事というものが世の中にあるのは、やはりそれが参考になるからなんでしょうね。

 ですから、自分の予想の参考にするために競馬予想記事を読むのはいいけれど、
 あくまで買うのは自分というのは忘れてはいけないですね。

 当たり前なんですけど、案外できてない人多いですよね。
 誰それの本命だから消すとかも、その類ですよ?

 自分が信じた馬を買いましょう
 そして推しの単複を持っておきましょう

 ちなみに後に、例の先輩Aは推しのシュヴァルグラン絡みで、20万の3連単を当てていました。
 キタサンブラックカレンミロティックが最後まで叩き合った名レース、16年の天皇賞・春ですね。

 あれはマジで名レースなので、上のリンクから飛んで観ていただきたいところ。

 そして先輩は当然の権利のようにシュヴァルグランの単勝1万も買っていたのですが、そっちは3着でハズれ。ですがそんなでかい3連単当ててるので全然+ですよね。

 シュヴァルグランは私にとっても思い出の馬になっています。
 実際最後のステイヤーだったと思いますし。最近ほんとステイヤー減ったよね……。

 ちなみにレーヴミストラルも推しだったのですが、日経新春杯で勝った後は鳴かず飛ばずでした。
 レーヴ家は脚元弱いからその辺が原因だったのでしょうかね。

 青葉賞3着を取った後に引退したレーヴァテインとか懐かしいなあ。

 はい、そんなわけで個人的に思い出深い日経新春杯の簡易予想をしていきまーす。


日経新春杯 簡易予想

 愛知杯と同じく、当レースもハンデ戦です。

 ちなみに自慢話ですが、私は愛知杯で推しのデゼル絡みで複勝とワイドを的中させて見事+にしました。
 Twitterでは本命指名していたのですが、記事にできず申し訳ないです。

 というか最近過密スケジュールすぎるんですよ。
 マジでこの日程考えた人、競馬関係者各位に頭下げた方がいい。

 そんなギリギリの状態で考えた予想なのであくまで参考程度に聞いといてください。

 その前に、愛知杯の振り返りを。
 今回のヒントになりそうなので。

 今週の中京は内が伸びているようです。
 事実勝ったルビーカサブランカは内に進路を取り伸びきっての勝ち。
 
 2着のマリアエレーナはなぜか内から外へ斜行していますが(多分馬の問題)、そのまままっすぐ走っていれば勝っていた内容。

 3着のデゼルは大外から伸びてきた感じ。

 基本的に勝ち負けするのは内ラチ沿いと外。馬場の5分所はあまり伸びなさそうです。

 ちなみに枠的にも内めの方が有利そうです。

 ◎ステラヴェローチェは推しというのもありますが、差す展開になるなら外からでもインからでも来れるから。

 実力だけで言うなら間違いなく今回のメンバーで最上位と思われます。

 ▲ショウナンバルディは、今回逃げそうな馬がいないため
 前走みたいに押し出される形でハナに立つのではないでしょうか。

 最近の坂井Jは馬場読みにも長けていますし、逃げながら馬場のいいところを通る可能性は高いと思います。
 また同馬は中京での成績がやけにいいです。となれば狙わないわけにはいかないですね。

 今日の馬場が継続されるのであれば、

 内を通るショウナンバルディと外 or インから差してくるステラヴェローチェ、
 あとはイン差しか外差しを決めてきそうな馬を狙えばいいのでは、という感じに見えます。

 ◎▲2頭軸の3連複全流しか、◎ー▲△✓の馬単裏表、◎の単勝。

 この辺りが買い目かなと思っています。

 ちなみに本レースの競馬ノートは以下の感じ。
 全てGallop誌とnetkeibaの厩舎コメントから引っ張ってきた内容です。

 ご参考になれば。


京成杯 展開予想

 中山の芝はちょっと力が必要そうに見えます。
 また、内でも残せるみたいなので、前めの競馬をする子を特に選んでいきたいです。

 外から差そうにもどうも届かないように見えるので。

 逃げそうな馬としては、ニシノムネヲウツタイセイディバインです。
 この2頭なら、まだ前者の方が逃げ残れそう。

 先行勢としては、トゥーサンフジマサフリーダムヴェールランステンダンスサンストックトン

 特にこの中ではヴェールランスとテンダンスが前走もハイレベルなレースをしていたため、本命対抗に挙げたいです。

 ハイレベルなレースの詳細は、↓の記事などを参考にしてください。特に後編に載っています。

 展開としては若駒の中山2000mなので、スローの前残りに1頭差して来れるかな、という感じで見ておきます。

 今回は、基本的に上記2頭の単複かなあと思っています。
 3連系にするほどの自信はないですし。
 
 また、今回の出走馬の紹介は↓の項でやります。全頭はさすがに勘弁してください笑


京成杯 出走各馬詳細

 例によって、私の競馬ノートを晒します。

 1番~8番 その1 

 1番~8番 その2

 9番~16番 その1

 9番~16番 その2


 ↓では特に注目している馬について記載しました。

ヴェールランス

 前走のハイレベルなエリカ賞で前めで2着に来た子。
 新馬戦でもレベルの高いレースをしており、実はその時にテンダンスに先着しています。

 今回は枠的にも有利なので、アライバルに勝てるならこの子だと思います。

 輸送のクリアがカギとのことなので、当日のパドックや気配はよく確認したいです。

アライバル

 ハイレベル新潟2歳Sで2着に来た子。
 使える脚はそこまで長くないですが、キレ味は抜群

 おそらく中山にも合うし、おそらくは皐月賞の前哨戦としてここを選んでいるところもあると思います。

 差しが届くなら抑えておきたい1頭です。

テンダンス

 前走はハイレベル東スポ杯の3着だった子。
 前めにつけて安定した競馬ができ、間違いなく重賞級の能力を秘めていると思います。

 詳しくはこちらで↓


 今回は出来もいいとのことなのでさらに期待ですね。
 ちょっと外枠引いたのが懸念かな、といったところ。

サンストックトン

 穴どころならここかな、という位置。

 特に前走は本調子ではなかったというわりに、いいパフォーマンスだったので、
 出来の良さそうな今回なら狙い目と見ます。

 おそらく下り坂は得意で、上り坂は苦手な馬だと思います。

 今回の中山2000mはアップダウンの激しいコースですが、最初と最後の急な上り坂を除けば下る部分も多いので、なんとかなるかと。

 先々、小倉のレースに出るなら狙ってみたいですね。


 以上になります。

 それでは、皆様の幸運を祈りつつ、ここで打鍵を止めさせていただきます。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 by ようやく競馬ラッシュから解放されて一息つける心地の、夜桜 ほとり(2022/1/15)

競馬

Posted by yosakura