【大阪杯 展望】競馬は記憶力 今年の有力馬は果たして堅いのか?
最近、職場の同僚とLINEしながら競馬することが増えた。その方はそれこそ何十年と競馬をやっていらっしゃるベテランさんで、しかも馬券の取り方もすごいし、回収率も高い。割とリスペクトしている方でもある。
その方とのLINEで特に話すのが「(馬券とか予想の上で)競馬は記憶力」という話だ。
惰性だろうとなんだろうと競馬を10年も続けていれば、あのGⅠはこんな感じの展開になりやすいとか、あの重賞は馬場がいいから時計が出るとか、嫌でも覚えてしまう。ほかにも夏前の東京開催は芝がどうとか、12月の中京ダートは良馬場になりやすいとか、そういうのも覚えていく。
先週の高松宮記念とスプリンターズSの関係もその類。そして今週の大阪杯にも蓄積された記憶がある。蓄積されるほど多いわけでもないパターンだが。
結論から言うと、今年の大阪杯はおそらく雨での開催で、特殊な年になるだろう。仮に雨が上がっても稍重、場合によっては重馬場での開催となる見込みだ。
大阪杯は高松宮記念ほど当日に雨が当たるようなレースではないが、高松宮記念週のように菜種梅雨にあたると馬場が悪化する。
直近での最たる例はやはり2021年。この年は三冠馬コントレイル、快速女王グランアレグリア、良血のサリオスが三強を形成していて、この3頭で決まる見方が強い年だった。
勝ったのは4番人気(単勝オッズ12.2倍)レイパパレ、2着は重馬場巧者のモズベッロ。後者は6番人気でも単勝オッズが68.8倍もついていた。
いかに三強が圧倒的と思われていたかがわかるし、馬場の悪化で力関係が見事に逆転したことも痛いほどわかるだろう。
三強というほどでもないが、今回の大阪杯もダービー馬やグランプリホースなど強い馬がそろった印象。しかし馬場への対応力はなんとも言えない馬が多いように感じる。
特にダービー馬は大阪杯が適性的に合わないケースが多い。グランプリと王道の東京コースが合わないの話にも通ずると思うが、阪神内回りはちょっと小回りだし、直線も短い。やはり東京コースとは真逆で、問われる能力も異なる。
ここしばらく大阪杯でダービー馬が好走した話、あまり聞かないだろう。そもそもここに出てない馬の方が多いのもあるが、実際勝てていない。ダービーでチョイ負けしてるタイプの方が大阪杯を勝っているのが、この辺りを証明しているように思う。
クロワデュノールは確かにプランスドランジュ賞は重馬場のなか、のちの凱旋門賞馬に勝ってはいるし、重馬場はいいように見えないこともないが、レース映像を見る限りなんとか勝ったという形で、馬場にはかなり苦労しているように見えた。
末脚のキレがどうとかいうタイプでもない先行型。先行型でダービーを好走した馬といえばエフフォーリアもいたが、あの馬も大阪杯では凡走した。エフフォーリアに関しては、決して大阪杯の適性問題だけではなかったとは思うが、似たような雰囲気は感じている。
そもそもが本質的に重い馬場がいいタイプではない。というかそういうタイプが日本ダービーを勝つケースはそう多くない。
ダノンデサイルにしても重馬場は現状未知数。ただ、巷で囁かれる右回り不安説はさることながら、阪神が初で、距離が短そうなのもやや気になる。消すほどではないかもしれないが、坂井騎手への乗り替わりは正直どうかと思う。前に行く方がいい大阪杯には合っている騎手だとは思うが……。個人的にはやっぱりノリさんでこその馬だと思う。
メイショウタバルにしても稍重までならいいと思うが、不良に近い重までいくとどうかわからない(毎日杯は時計的にそこまで重くはなかった)。
現状はダービー馬以外に軸を置くことを考慮しつつ、モズベッロのような重馬場巧者を探すのがいいと思っている。まあ、すでに一頭見当がついているのだが、それは結論の記事で。
枠的にはクロワデュノールの後ろがいいだろうなと思っているので、並びが非常に重要だ。しっかり見なければならないだろう。
ほかの人気になりそうな馬はギャンブルなタイプが多くて悩ましい。最終結論も当日の発走直前まで出ないタイプのレースだと思う。もういっそ土曜夜時点でアホほど雨降ってくれる方が予想しやすいようにも思っている。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
※当サイトの記事で書かれている予想は、的中を保証するものでもありません。馬券は自己責任でお願いいたします。
個人的には土曜のレース自体は雨の影響が残らない方がいいように思いつつ。POG馬出てくるし。


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