【競馬研究】3月レポート~軸の取捨と単複に替わる新時代の買い方~
3月は全体的にトントン。今週勝ったのを合わせて、年間回収率は96.5%に戻した。
一月に大きな上振れがあったので、その分健闘できている。2月に買いすぎたのがつくづく反省である。
いくら買っているかは伏せる。なんで、と思う方もいるかもしれないが、馬券の所得は税金に引っかかる可能性がある。優良な予想家が額を伏せているケースがあるとしたら、これを警戒している可能性がある。無暗に突かない方がお互いにいい。
ちなみに私は最近UMACAを導入した。もちろんよほどの額が的中したら納税するが、現状そうなってはいない。たまたまちょっといいお値段当たったわレベルで済んでいる。とりあえずそういうことである。
3月は最終週で結構回復した。買い方がよかったという感触もあるので、今後主軸にしようと思っている。
今回のレポートのテーマは馬券の買い方。特に3月で意識していた点を取り上げたい。以下は前回のレポートだ。使うなら好きに使ってどうぞ。
穴馬特集の結果報告

2月からスタートした穴馬特集だが、現在2~3月までに41頭推奨して、1勝、2着4回、3着4回で、勝率は2.44%と低いが、複勝率は21.95%となっている。
複回収率はたまたま115.6%となっているが、普通複回収率100%を超えることはかなり難しい。単回収率100%よりよほど難しいので、そのうち100を切ってくるはずだ。これは実際に皆様もやっていただければ、その難易度の高さを体感できる。マジで大変なんすよ、複回収率100%オーバーって。
とりあえず私が推奨する穴馬は大体20%の確率で馬券圏内に入ってくると見ている。これは自分の体感と大体一緒か、少し高めぐらいの印象。参考にされる方も5回に1回ぐらいの気持ちで見ておくのがベターだ。
・夜桜の穴馬は現状5回に1回ぐらい馬券圏内にくる
自分に合った馬券の話
なんで穴馬の報告をしたのかというと、的中率を出すためである。
私自身の的中率って、全体だと大体16%ぐらい(つまり6回に1回当たる)である。多分穴党にしてはちょっと高いかもしれない。
でも、私の穴馬はあまり勝たないし、なんなら私が推奨する軸馬も割と勝たずに2着に留まるイメージがある。着度数にすれば、ボンドガールだとか、1勝クラスで2、3着を量産するタイプの善戦マンに近い数字が出てくるだろう。
なので、馬連だと厳しくなるし、2、3着決着、1、3着決着が増えてくる。となれば自分に合っているのはワイドだろう、という話になってくるのだ。
もちろん拡大解釈して三連系でもいいのだが、そもそも競馬に予算をさほどかけられない私には少点数厚張りしか道がない。だからワイドで勝負することが増えている。
1月に馬連ワイドのコンボでかなりでかい上振れを出した、という話はしたが、あの時のワイドと馬連のフォーメーションは点数が多すぎて(▲☆-◎〇▲☆の5点F)、高松宮記念みたいにどの馬にもチャンスあるぞ、ていう状況でない限り使いづらいなと思い直した。
よって、新しい馬券の買い方をとにかく模索した。
そしてたどり着いたのが、単勝とワイド1点である。単勝は軸か穴馬のどちらか、ワイドは軸-穴馬の1点である。シンプルだがとにかく強力で、最終週の捲りはこれがめちゃくちゃ効いた。なにより少点数なので厚張りしやすい。
今回はここに至った話を書きたい。
・予算をかけられない馬券買いは、とにかく少点数厚張りを狙う
→夜桜の場合は単勝とワイド1点
レース予算の変遷と、減っていくワイドの点数
昨年の私は1レース辺り2000円と定めて、レース数を週に5まで絞るようにしていた。
それが今年は1レース辺り1500円に下げ、さらに今では1000円程度に収めるようになってきた。レース数自体はそこまで制限を設けていないが、1週で10000円は超えない程度と定めてセーブしている。
それで競馬楽しいのかと言われそうだが、これがクッソ楽しい。しかも普通に1レースで1000%の回収率とか普通に出せるので、問題ないとすら思っている。
今問題があるとしたら、それでも例年以上のペースで投資しているので、おそらく今年は今までで一番所得が増えてしまう点だろう。税金が困る。というわけでUMACAを導入した。対策大事。
予算が減る、というか減らせた理由が点数である。
今までの私は単勝と複勝、ワイド、あと馬連、場合によっては三連系を買うみたいなハイブリッドスタイルだったのだが、券種が多いとたとえそれぞれが少点数でも一点あたりにふれる金額が減るので、一番の収入源である高配当ワイドがとれても回収を伸ばせない欠点が目立っていた。
ちなみに私が的中するワイドは大体20~40倍とかだったりするので、ここに500円入れるだけでかなり回収できることは想像に難くない。それを狙おうと思い、この1か月はかなり試行錯誤した。
月初は単勝1点とワイド2点と馬連2点。それが今では単勝1点とワイド1点、馬連は入れたり入れなかったりになった。1月にワイド5点、馬連5点買っていた頃と比べればだいぶ点数が減った。
特に自分がワイドをでかく的中している時は、ほとんど軸-穴でのパターン(跳ねる時は穴-穴)だったので、軸を1頭に定めることを徹底、穴も1頭、多くても2頭にまで減らせるように注力した。なので相手と押さえを排除するようになった。
それを可能にするために頑張ったのが軸選びと消し馬の考え方だった。
・券種が増えるとそれぞれが少点数でも厚張りできない
・自分の当たり方を研究する
→夜桜の場合は軸-穴の組み合わせがほとんど(=押さえが不要)
消し馬の導入と新時代の単複
軸選びで大事なことは何かを考えた時に、多分多くの方は能力比較とか、軸にできる馬の実績とかそういうのを重視して、選択をすると思う。私はそれも半分正解と思っている。もう半分は消しの馬がいるかである。
レースでは多くの場合、複数頭の実力馬がいる。その中から一番強い馬を選べば確かに馬券圏内に来やすいところはあるが、ライバルが少ない方が馬券圏内に入ってくる可能性はより高くなる。
要は選ぶだけでなく、候補を減らすことも精度を上げるために必要ということだ。
イメージは下の感じ。
①実力馬が5頭いて、消せる馬がいない場合
5頭から軸を1頭を選ぶが、ライバルは4頭。→軸が馬券に絡めない確率が上がる
②実力馬が5頭いて、消せる馬が2頭いる場合
3頭から軸を1頭選ぶが、ライバルは2頭だけ。→実力馬だけで決着しても、馬券圏内には入れる
書けば当たり前の話だが、競馬は強い馬が勝つスポーツではない。格が同じライバルが多いほど、その分レースの激しさやイレギュラー要素は増えるし、軸の精度が下がる。
なので、ライバルになりうる実力馬をなんらかの理由で消せるレースの方が、軸の精度は上がるのではないか、と考えるようになった。
実際には消し馬が普通に勝つケースも結構あったのだが、消し馬の見極めが上手くなれば理論上軸の精度は上がるし、レース選択の精度も上がる。これは大きいはずだ。
最近の軸の馬券圏内率は結構高くなったように思う。まだ計算はしていないが、体感5割は来ているイメージ。
穴が来る可能性が2割、軸が5割で来るなら、単純計算で1割ぐらい軸穴の組み合わせが来ることになる。
できれば軸は8割来るようになるまでいければ(これで軸穴の組み合わせが16%で来る計算)とは思うが、現状でも1レース辺り回収率1000%を出せば、負けない設計となる。これでしばらく通していこうと思う。
そして先週から気づいたのだが、この軸の精度が上がれば、多くのケースで不要になる馬券が生まれる。それが複勝だ。
軸がほぼ馬券圏内にくる理想の状態であれば、穴が複勝圏内に入った場合、軸-穴のワイド1点が複勝と同じ意味合いになる。
複勝とワイドならほとんどのケースでワイドの方が高配当になるのは明らか。だからワイドを買うのだ。
普通の人は穴で単複を持って当たった外れたになるのに、私の場合は軸が来る確率5割のデメリットこそあれど、単複の感覚で穴の単勝とワイドを買えるのだ。
回収率に大きな差が出るのは間違いないだろう。
単複の時代は終わった。時代は単ワイである。
ちなみにそんな軸が来ないわ、てのは単に予想の精度の問題なので私は諦めがつく。
もし穴が2、3着に来て軸が飛び、複勝にしとけばよかったわ、てなるぐらいなら、穴の単勝を穴の複勝に切替えるか、軸が来ないのは自分の予想が悪いと反省するのどちらかでいいだろう。どっかの政治家も言ってたけど、多くの馬券って大体当たらないので。なんでそんなに当てることに固執するのか、と私は思う。
・軸は選ぶ(加点方式)だけでなく、消す考え(減点方式)も必要
・軸の精度が上がれば回収率の設計を作りやすくなる
・軸の精度が上がれば、穴の複勝をワイドに置き換えられる
→単複の感覚で単勝とワイドを買える
単ワイの派生
今研究しているのが単ワイの派生形である。
①基本形「単勝、ワイド」→「単勝、ワイド、馬連」
土曜の中京5Rはプレスバーンの応援がメインと思っての購入ではあったが、軸はマジョレルブルーで決まっていたので、穴プレスバーンの単勝と、軸-穴のワイドで、実質単複感覚で買っている。

ワイドなら19.4倍で、複勝だったら7.4倍だったことを思えば配当差はだいぶ大きい。
これぐらいワイドが高いのであれば、単勝の比率を下げることまで考えて良くなる。実は当たってから単勝は100円、ワイドは400円でもよかったよな、と思ったぐらいだ。そもそも勝ち負けするならワイドの分を100円馬連に回していた。

というわけで、派生形としては、
「単勝100円、残りワイド」を基本としたとき、「単勝100円、馬連100円、残りワイド」の形は常に考えておきたい。判断基準は穴馬が2着以内に入れるかどうかだ。
②三連系を入れる時の形

これは阪神大賞典の時の買い方。残念ながら外れはしたが、穴シュヴァリエローズ、軸ダノンシーマで構えていた。この時はアドマイヤテラがかなり人気を被ると読んでいた。
穴軸のワイドは実は17倍程度と結構ついていたのも購入理由。「圧倒的1番人気が馬券に絡む時の、ほか2頭のワイドが高くつく」のが狙いで、ワイドは1点買いした。
ほか、三連複と三連単を買ったのは、残り1枠がほぼほぼアドマイヤテラと思っていたから。三連系を1点でとれる可能性があるとなれば、やはり買う。結果的に1、3、4着の目になってしまったが、悔いはない。そもそもアクアヴァーナルはそこまで高く評価していなかったので、その評価が誤りだっただけだ。
1-2-5の三連複は56.7倍、5→1→2の三連単は173.6倍。全然トライしてもいい買い目だったと思う。

➂少頭数でも有効
ワイドのメリットは、複勝で拾えないところも拾える点にもある。
好例が直近にあったので紹介する。
これは日曜中京8Rの大寒桜賞での買い目である。軸はテルヒコウ、穴はスタニングレディだった。
このレースは7頭立てで、複勝は2着までしかつかない。でも、ワイドなら3着でも拾える。相対的にワイドが優秀になるケースなのだ。結果は以下の通り。



この通り、スタニングレディは3着だったので複勝はつかない。しかし、ワイドだから取れた。これも単ワイのメリットと言えるだろう。
この時も三連系を買ったが、メイショウナルカミはレース中にアクシデントがあったようで大差負け。外れはしたものの、こういう少頭数でも三連系は買う価値があるといえるかもしれない。
・「単勝+ワイド」が基本形
→「単勝+ワイド+馬連」は穴馬の予想着順によって切替(馬連はボーナス手段)
・相手がかなり絞れている(1、2点)なら、「単勝+ワイド+三連複」も
→「ワイド+あと一枠=三連複」だからボーナスになりうる
・少頭数での複勝替わりに
→複勝で取れない3着馬をワイドで拾う
三連系と点数、相場の話
予算があるなら三連系は流すのもありだが、さっきの阪神大賞典みたいな1、2番人気決着から流すのは正直言ってなし。やるにしても人気2頭+穴決着で3点ぐらいがベターだと思ってる。1、2番人気で流しても三連系にしては安い目ばっかだから。
そのうち書く予定の初心者向き記事でも馬券の配当の相場は書く予定だが、三連複を当てるならせめて50倍はほしい。それ以下の三連系を取ろうとするなら、点数は絞ってることが前提だ。それぐらい三連系って当たらない。
4点とかで20倍台を当てて喜んでいるタイプは長期的に損する。だってその三連複、5回に1回は当ててないと損するから。その的中率保てるの? て話だ。
なんで5回に1回? とか思っている方は悪いことは言わないからさすがに算数からやり直せ、て感じ。
というか三連系買うの一旦待った方がいいよ、とすら思うが、一応説明する。
4点で20倍台とは、仮に1点100円で買っているとしたら計400円買って、2000円返ってきてる計算だ。回収率は500%。ここまでは理解できるだろうか。
そこから400円で買うのをあと4回やって、当たり時の400円と合わせて、400×5で計2000円の出費。的中後の4回に的中がなければ計2000円の出費に対して2000円の払戻のみになる。
それ以上外れてくればどんどんマイナスは大きくなる。つまり5回やって1回は当てる予想力と馬券力が必要なのだ。三連複で5レースに1回当てるのが結構難易度が高いのは、皆様もよく知っているのではないだろうか。なんなら私よりも。
それにそもそも、三連複を4点で買い続けてる? という話もある。私が思うに、三連系を中心に買う人は大体9、10点は買っているイメージがある。だったら、なおさら三連複はせめて50倍取っておきたくないか?ていう話なのである。
この辺のバランスはその人の的中率と回収率のバランスだと思うが、当てることを重視しすぎて結局ガミになるタイプは、そもそも買い方に誤りがあると思う。一度買い方を的中率、回収率の面から見直すことをオススメする。
もし必要なら助言ぐらいはするし、一度三連複の組み方の記事ぐらいは出す。
今回のレポートはここまで。全体まとめは以下の通り。
・少額買いの方は軸と穴馬だけで買うのがオススメ(相手と押さえは点数を増やすだけなので不要)
・軸の精度向上
→加点方式だけでなく、消し馬という考え方も取り入れればさらに向上
・軸の精度が高ければ、複勝が不要になり、ワイドが浮上
・単勝、ワイドの2点が実質単複に(軸の精度が高い人ほどアドバンテージに)
・馬連、三連複、三連単はボーナス。自分のなかでの的中率とオッズのバランスを見極める
ちなみに、応援したい馬が出てきても、1000円のなかに入れるだけだ。応援したい馬の単勝を100円だけ買う。私はこれだけで割と気が晴れる。
もちろん人によっては損するだけだと思う人もいるだろうし、もっと買いたい方もいるだろうが、応援馬券がなかなか形になることはない。
高松宮記念のナムラクレアなんかもそうだし、POG指名馬もある程度買いたいと思う方は多いと思うが、よほど買える根拠がなければ控えめがベター。その方法として、単勝(ないし状況に応じて複勝orワイド)を買うことを提案しておく。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
※当サイトの記事で書かれている予想は、的中を保証するものでもありません。馬券は自己責任でお願いいたします。
今週の痛恨のミスは、穴馬推奨していたサンデーファンデーを単勝で買っていなかったこと。ヴァルツァーシャル勝ちしか見えてなかった。軸の考えがまずかったという話だが、どちらかといえば穴の勝ち目がある時はそっちの単勝が優先の方がいいんだろうなと思う。軸の単勝もテルヒコウみたいに当たるし、ここは兼ね合いだと思う。
肝心の軸の選び方や消し方は次月に書けたらいいなと思う。


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