【弥生賞】スムーズさの重要性について 2026年3月4日手記
勝つ馬って大体スムーズだと思ってる。
一番わかりやすいのが逃げ切っている馬。基本的に不利を受けることはないし、概ね自分のペースで走ることができる。
概ねとしたのは、逃げ馬は2番手につけている馬が仕掛けるタイミングによって、負荷が変わるからだ。早仕掛けがあると、スムーズとは言い難くなる。
ともかく、レースにおいて終始スムーズであることは重要。レース回顧で最後の直線しか見せないメディアは多い(というか公式がそう)が、個人的に全く無意味だと思ってる。
物事には過程がある。序盤〜中盤でいかにスムーズに好位をとって脚を溜めたかが過程で、最後の直線が結果となる。これと似たようなことは川田騎手もよく言っており、個人的にも同感だ。
では、弥生賞の人気馬3頭ではどうだったのか見ていく。
まずはパントルイナーフ。同馬は新馬戦で出遅れたのもあって、馬群での競馬を経験した。結果頭を上げてスムーズさに欠いた。最後の直線は勝ち馬の後ろにはいたものの、伸び負ける形だった。
さすがにひっくり返しようのない競馬をひっくり返す力はなさそう。
しかし、2、3戦目はスムーズな競馬が続いて連勝。鞍上の持ち味が生きており、同騎手だからこそ勝てている面もあるだろう。
ただ、当然馬の力もある。中山での2戦目では4角からきれいなコーナリングで回って押し切り。コーナー部からの加速が求められる中山でこの走りができるのは間違いなく加点材料だ。今回もあまり逆らう必要はないのではないか。
次はアドマイヤクワッズ。同馬はどのレースもスムーズな競馬で、いずれもあまり負荷はかかっていなかった。ただ、前走はトラックバイアスとは逆行した外からの競馬で勝てなかったものの3着。ここは評価すべきポイントだろう。
今回は距離延長。リアルスティール産駒ならある程度こなすと思うが、1600で戦ってきた馬が1ターンに替わること自体は加点材料にはならない。仮に距離に不安があるなら内から立ち回る、ひいては馬群での競馬になるのでスムーズに回れるのか不安がある。朝日杯FSでも勝てなかった外から勝てなかったのに、距離延長の今回、外を回して勝ち切れるとは思えん。
トライアルである以上、内で馬群内の競馬を試すか、前にいく競馬を試してくると思う。距離が延びて、1周競馬に対応できるかどうかがポイントだろう。
最後にライヒスアドラー。この馬は前走の3角がスムーズでなく、直線半ばからしか脚を使っていない。それであの伸び。一番底を見せてないのはこの馬かもしれない。
ただ、懸念点もある。杞憂の可能性も高いのだが、右回りが若干ぎこちないのだ。初戦は勝ちこそしたものの、2角のコーナリングで膨れていた。しかも結構スローだった区間での話、そして3-4角のコーナリングもやはりぎこちなかったことからも気になるのだ。
コーナリングはわりと騎手の巧拙にも関わってくるところ。「この馬コーナリング下手だな」と思った時、若手が乗っているケースが多く、中堅〜ベテランに乗り替わるとスムーズに回ってくるパターンもよく見かける。
それに単純に馬具の問題や手前の可能性もあるので一戦では判断がつかない。今回もぎこちないコーナリングをするなら、騎手を替えるか左回り以外では買いづらくなる気がする。
まとめると、
①パントルイナーフはスムーズな競馬が続いた。コーナリングから中山は向くし、鞍上から今回もスムーズにいきそう
②アドマイヤクワッズはスムーズな競馬が多く、馬群内の競馬と距離延長、コース形態への対応がカギ
③ライヒスアドラーは前走大きな不利で力出しきれず。ただし右回りにも懸念あり。
現状はこの辺で。思ったより上位人気馬に隙はありそうなので穴馬探しをしてもいいのかもしれない。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
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