【小倉記念 展望】移動によるレースの影響と最終週開催がポイントに
重賞開催日程の移行がここにも影響していそうな気配がありますねえ……。
こんにちは、こんばんは。夜桜です。
今回は重賞の展望を。諸事情があって、データが使えそうにないのが今回のミソとなりそうです。
2025年の重賞日程移動の影響は?
最近暑すぎて、セミが全然鳴かないことに気づいている方もいるでしょう。昔は昼頃になるとあいつらやかましかったと思うのですが、近ごろは真昼に鳴かなくなりました(ここ数日は9時ぐらいにようやく鳴くようになったかな、といった印象)。
どうやらセミという種族はある程度の気温から活動しなくなるらしくて、私の聞いた話では35℃あたりからはダメなラインになるそうです。
関西は真昼に35℃を超えてくるのがざらで、日によっては38℃とか40℃を記録する場合も。昔は一年で一番暑い時の最高気温が35℃とかだったはずなんですが……だいぶ暑くなりました。
私はセミの専門家でもないので彼らの生態系は置いておいて、暑すぎる影響が馬にも出ているんですよね。
昔からそうだったと思うのですが、「夏負け」する馬にとって、夏は試練の季節でしょう。これだけ暑ければそりゃそうなります。
そこでJRAは近年対策を立ててきました。いわゆる暑熱対策というやつです。昨年のわかりやすい例だと、新潟の開催で、昼を避けて朝と夕方以降に分割していました。
今回の重賞日程の編成も少なからず暑熱対策が絡んでいる印象で、例えば宝塚記念の日程が前倒しになりました。おそらく今後も今年と似たような日程が組まれるかと思います。
小倉記念も重賞日程変更の余波があった重賞で、先週の七夕賞予想記事でも話した通り、古馬2000m路線の日程に影響を与えています。
七夕賞は本来美浦の馬達がメインになる形、小倉記念は栗東の馬が中心になるのは間違いないところ。
事実、七夕賞は3着まで美浦の馬が独占しました。今週の小倉記念もほぼ同じ状況になると見ていいでしょう。そもそも今回は美浦の馬が全然いないんですけどね笑
もう一つ、古馬は函館記念との択がある点も留意しておきたいところ。小倉がよりいいタイプは小倉記念に、函館がいいタイプや札幌記念までの間隔を取りたい馬は函館記念に行くのは想像に難くありません。
となれば、今回の小倉記念はより小倉で使いたいタイプを選びたいところですね。特に同厩舎の馬が函館記念や七夕賞に出ているなら、小倉記念に出走している馬はより小倉に合っている馬が選ばれている公算が高い。
そういう意味では、高野友和厩舎のショウナンアデイブや、友道康夫厩舎のメリオーレム、オールセインツ、宮徹厩舎(マイネルメモリーは函館記念からの続戦)のマイネルメモリー、シェイクユアハートはよく見ておきたいところです。
このなかならオールセインツ以外の4頭が小倉で好走歴アリ。特にマイネルメモリーはわざわざ中2週でここに当ててきた辺り、調子がいいのかもしれません。実際夏の小倉での好走パターンが多いですし。
ほか3頭も面白い馬達で、調子を見ながら取捨選択していきたいところです。
馬場的には、函館はまだ見ていませんが、小倉芝は外伸びに移行しそうな気配。Aコース最終週で、小倉も函館も開催最終週がポイントになりそう。
馬だけでなく馬場の調子も見る必要がある難しい週ですが、そもそも的中が難しい夏競馬。やるのであればある程度不的中も覚悟のうえで挑みたいところです。
夏の重賞に関しては月に1回的中があればいい方だと思います。それが嫌ならそもそも手を出さず、秋のGⅠ戦線に向けて資金を残すのが得策でしょう。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
小倉記念と函館2歳Sの予想は土曜夜にまとめて公開予定。この記事も昨日公開する予定だったのですが、夕立で敷布団がびしょ濡れになってその対処に時間がかかり……。最近夕立多くて困りますわ。
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