【北九州記念】2度あることは3度ある? 開幕2週目小倉の狙いはもちろん……!
小回り、短距離、開幕2週目ならそりゃ逃げ馬が強いのが必然です。
問題はどれぐらい強力か、という点ですね。
こんにちは、こんばんは。夜桜です。
今回は手短に夏の小倉短距離重賞のデータを紹介します。
似た条件のレースは20年以降で計5回
そもそも北九州記念は少し前まで8月の小倉開催後半に行われる短距離ハンデ重賞でした。8月後半の小倉といえば、芝は内がかなり荒れており、年によっては内を大きく開けて外を回す場合もあるほど。
時計もそれなりにかかってきます。
しかし、昨年は6月末開催に替わり、葵Sを勝ったばかりの3歳牝馬ピューロマジックが逃げ切りました。今までは若干重い芝のイメージでしたが、昨年に関しては軽い芝での開催といった印象でしょうか。
今年も2週目の小倉芝。北九州記念自体は今年と似た状況での開催が少ないですが、データ的には、小倉開催のCBC賞が似たような条件で施行されていたので、参考になりそうです。
以下データは20、23、24年の北九州記念と21、22年のCBC賞を参照しています(参照元はtarget)。

まず注目したいのは逃げ馬。5戦4勝を記録しており、見逃すわけにはいかないでしょう。しかもうち2回はレコード決着。いずれもファストフォース、テイエムスパーダの軽斤量馬により逃げ切りでした。
また、逃げ馬の内訳を見ても、葵S出走馬が3勝。一部では「3歳の短距離ダービー」とも呼ばれる葵Sでの出走経験はいい影響を与えるのだと思います。舞台も小倉によく似た直線平坦の京都ですし(何回か中京開催もありましたが)。
今年なら、アブキールベイ、クラスペディア、タマモブラックタイ、モズメイメイが該当。
クラスペディアは葵Sで逃げており、今回も逃げ候補に挙げられます。軽斤量も味方しますし、絶好かと思います。懸念材料があるとすれば、長く勝ち切れなかったこと、高速決着に対応できるか未知である点です。
ほかの逃げ候補として挙げたいのはレッドヒルシューズ。小倉芝1200mでは度々逃げ切っており、当コースで3勝している巧者でもあります。軽斤量ですし、仮に逃げられなくてもマークしておきたい存在です。
夏は牝馬、の格言もありますし、牝馬は今こそ狙いなので。
その他傾向
ほか、データで確認しておきたいのは単勝オッズ。夏競馬で荒れるイメージもありますが、1.0~19.9倍以下の馬が【5-5-3-28】と、好走馬のほとんどがそこそこの支持を受けていました。
さきほどのレッドヒルシューズは20倍以上つく可能性もありますが、あまり人気しなさすぎる馬は避けたいです。
ほか、枠別成績はやはり外枠が不利。特に8枠は人気馬が入っても苦戦傾向で、素直に割引です。
今週も予想記事を土曜日夜に公開予定。これらデータも踏まえ、枠の並び、調教時計も見た上で最終判断とします。
できるだけ持ち時計が優秀な馬を狙いたいんですけどねえ……。あまりいないのは気になるところですね。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
新しい職場での業務が始まりました。異分野での仕事は大変ですが、初めての分、楽しんでできればと心がけています。とはいえ、古馬(経験者)に混じっての業務ですから、軽斤量でやらせていただければとも思っています。そういう意味で競馬は新人に優しいのかも?
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