北海道ツーリング3日目『北の果て』

2025年6月24日バイク

朝4時に起床。本州でクリークのチェーンを変えたんだが、しばらく走ったらレッドバロンで見てもらうように言われていた。

調べると北海道にそこまで店舗がなく、稚内だとステーションしかない。ここは7〜9月にライダーハウス的な施設が開いているらしいが、少なくとも宿泊施設は期間外。

整備はやってくれるのかわからないし、より確実な方と考えて、旭川のレッドバロンに向かうことにした(後で通り掛けに見たところ、ステーションのバイク整備施設もやはり6月だとやっている様子がなかった)。

小樽市の気温は起床時点で12℃ぐらい。まあまあ冷える。凍えるほどじゃないだけマシか。稚内もこれぐらいらしいので、同じ服装で通しそうと考えていた。

冬装備としてダウンとダンパンも持ってきたけど、ダンパンを履いてみると案外暑い。
とりあえず上はセーターとシャツ、ライダースーツ(メッシュ)下はズボン下と夏用ズボンで行ってみることにした。
クリークに乗るとまた違ったりするしなぁ。旭川で考えるかね。

朝5時ぐらいに出発。港から船は出ているし、日の出もきれい。道が空いているのもあって、かなり快適に走れた。

小樽から日本海に沿って札幌方面へ向かう道を日本海オロロンラインというのだが、この時間に走るとめちゃくちゃきれい北海道の道をバイクで走ってる感がすごかった

わりと感動して、ちょっと気持ちが若返った心地。ほんの数分だったけど、今までのバイクツーリングで一番好きな道だったかも。ただ寒い寒い

オロロンを抜けてからすぐに厚手のグローブに変えた。下は案外大丈夫。上もなんとか。ダウンがあってもよかったかも。そもそもが6時前だしそりゃ寒いわな。早朝に出るのは控えた方がいいかもなぁ。

北海道の道

思ってたよりも道が広くて走りやすい。いわゆる地平線の先まで道路の風景もいくつか撮れたし、この時点で北海道に来たかいはあった。旅の目的の半分近くは果たせたようなものだ。

これからもたくさん似たような写真を撮るぞー!

道に関しては1つ不満があって、それは道路にできたわりと大きな穴。つまづくまではいかないものの、踏むと振動はするので埋めてくれたらな、て思う。こういうところに税金使ってくれたら助かるんだけどなぁ。そんなことを考えつつガソリン(5L762円)を補給して、旭川へ。

旭川のレッドバロンは10時開店(全国どこのレッドバロンでも同じ?)。わりと時間があったのでカフェを探した。一応ライダーハウスでメロンパンは食ったが、お腹は空いていた。

ただ、旭川にカフェがなく、結局セコマ(セイコーマート。北海道で主に使われるコンビニ)へ。カツゲンは以前来た時に(当時は飛行機で)飲んだので、今回はこちら。炭酸飲料にした(もろもろ買って、430円也)。こんなに飲めるかな。

わりと優しい味するなぁ。イメージはスコールみたいな感じで、個人的に好きなタイプ。

というか北海道の人たち、みんなあったけえよなぁ。昨日のライダーハウスのオーナーさんも連絡したら優しい言葉かけてくれたし、今日泊まる宿に電話をかけたら、オーナーのおばあちゃんから「強風だから気をつけて」と話してくれたし。

寒い土地だから人間もあったかみがないと生きていけないんだろうな。ほんと土地も人もいいところだよ。

宗谷岬へ

バイクの点検も飛び込みでいけて助かった。さあ、稚内行くぞ。
ルートは旭川から西に向かい、萌える天北オロロンルートから北上する形。

それにしても今日は風が騒がしい。
ちょっと泣いているどころか、日本海の波がちょっとで済まない感じの荒れ方してる。ほんとに強風なんだわ。

しばらく走って、小平の道の駅で休憩。ニシンそばがいいらしいので頼んだんだけど、これがめちゃくちゃ美味い。冷えた体にもちょうど良かった(1100円也)。

宗谷岬まであと180km。半分行ったかな、てぐらい。夕方に着いて、きれいな景色見れたらいいなぁ。
そこからオロロンルートを走り続けた(風が強くて寒く、ついにダウン召喚)。道中でガソリン補給(1332円)。

途中でキタキツネシカと遭遇。シカは轢きかけたけど途中で踏みとどまり、睨み合うなったが、なんか知らんけど向こうがびっくりして走り去った。いやお前が驚くんかい!

それにしてもでかかった。バイクぐらいのサイズはあったと思う。おそらく彼らとぶつかったらただでは済まない。実際ほかの人の話を聞いていても、跳ね返される可能性すらあるようだ。

キツネ、シカと出会ったので、この流れでクマに会うフラグが汗 会わない方がお互いにいいと思うが……。

見晴らしのいい地平線まで続く道路をたくさん撮れたり、とにかく走っていて気持ちのいい道を通れたのが本当に良かった。北海道ツーリングでどこまでも走り続けたい私のような人間にとって、オロロンルートは神だわ。
マジで気持ちよかった。

そんな興奮の中、ついに宗谷岬に着

宗谷岬で記念撮影。ようやく念願叶った。駐車する時は感極まって泣きそうになりながら、ゆっくりと停めた。風が強くて大変だったけれど、これてよかった。

動画の角度は悪いが、とにかく風が強くて、ポン吉が何度も飛ばされそうになった最北端にたぬきを連れてくるな、という思し召しだったのかもしれない。

思ったより大きなところではないけれど、展望台の方に歩いていくと、慰霊碑だったり建造物があったり見晴らしのいい丘もあった。景色好きはぜひ行ってほしい。

これ以上北がない。こうなると人間なんでも「最北端◯◯」と言いたくなるものだが、私も例に漏れず、「あれは最北端ローソンだな」とか「最北端マルハンかぁ」とか思いながら走ってた。

宗谷岬には最北端食堂なるものがあって、やはりみんな考えることは一緒だ笑

その後宿はみどり湯に(宿泊2000円、湯500円、水170円)。ここはライダーハウスで、稚内で泊まるライダーの間では有名。

ここでは、前乗りしていたライダーのSさんという方と話をする機会があった。ちょっとした会話の流れで競馬の話になったのだが、Sさんも競馬に詳しい方で、すぐ意気投合した。競馬仲間はみんなすぐ友達になれるということなのかもしれない笑

そのまま一緒に飯を食った。イカゲソ丼とピザで計1610円。特にイカゲソ丼が美味い。海沿いはやっぱり海の幸が美味いので好きな方は絶対に海産物を食べるべきだ。

Sさんと飯を食いながら競馬の話もしつつ、北海道旅行の話もしていた。Sさんはそろそろ1か月ぐらい北海道を旅しているそうで、つい最近まで礼文島や利尻島といった北の離島の方に行っていたそうだ。

離島を制するのはあまり考えていなかったので、次に来ることがあれば攻めたいものだ。

Sさんは17日に雪月花廊(こちらも有名なライダーハウス)に行くらしい。旅で知り合ったほかのライダーさんと合流するらしい。普通に楽しそうだな、と思ったし、ちょうどそれぐらいの時期に私も南下しているだろうから、合いそうなら私も行ってみようかと、聞いていて思った。

ほかにも日高あたりでは仔馬と親馬のペアが観れると聞いて、こちらもぜひ行きたいと思った。馬産地はもともと行く予定だったので、目指すならここだろう。

みどり湯では私のほかにライダーさんが3人泊っていて、イベント含めて歓談。この時に、ライダーハウスの成り立ちや最近の動向などを聞いた。これに関してはツーリング記事のまとめの際に言及すると思う。

最後は野郎4人で肩組んで松崎千春を歌って(これがみどり湯の名物となっている)、それはもう楽しい夜だった。

その日は23時寝。500kmぐらい走ってたからさすがに疲れがあり、即落ちたww

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Posted by yosakura