【2022年 皐月賞 予想】本命イクイノックスと『神速』ディーマジェスティの話
こんにちは。こんばんは。夜桜という者です。
今回は皐月賞について所感を書いていきます。
いつも通り脱線もするのですが、それも含めて楽しんでいただけたらな、と思っています。
余計な話はいらん! という方は最速で皐月賞の章まで飛んでください。
皐月賞 予想印
あらかじめ、ご多忙な方向けに公開します。
詳細は『皐月賞 展望』『出走各馬詳細』の章でどうぞ。
◎ イクイノックス
〇 ドウデュース
▲ ボーンディスウェイ
☆ サトノヘリオス
△ キラーアビリティ、デシエルト(逃げ残れそうなら)、ジオグリフ、オニャンコポン
✓ ダノンベルーガ(差しが届く馬場かを見て判断)
◎ 本命
〇 相手
▲ 穴
☆ 実力とオッズが見合ってない馬
△ 紐(3連系で抑えたい位置)
✓ 紐に昇格させるか外すか検討中
今回の買い目は、イクイノックスの単勝、とイクイノックス軸の3連系Fの予定です。
私はイクイノックスをかなり高く評価しています。新馬戦を見た時から、今年のダービー馬はこの子だと思っているし、東スポ杯の振り返り時にも言っています。
皐月賞はこの馬にとって試練になりそうですが、ここを取れるなら三冠まで見えると思います。
だから自分の相馬眼を信じて、強気に馬券を買おうと思ってます。
2016年 『神速』ディーマジェスティの話
牡馬クラシックには三つの格言があります。
皐月賞は最もはやい馬が勝つ。
ダービーは最も運のある馬が勝つ。
菊花賞は最も強い馬が勝つ。
誰の言葉かは存じ上げませんが、言い得て妙なんですよね。
特にダービーの格言には誰もが納得する理由がございます。有名な話なんですが、これに関してはダービーの記事まで取っておきましょう。
菊花賞の格言もなんとなくわかります。実際歴代の勝ち馬は強い子ばかりだし、現地で見てもやっぱ強いな、て思ったものですし。
ただ、皐月賞の名言に関しては未だになぜなのかわからないです。そもそも『はやい』てなんだろう?
先行力? それとも上がり3F?
その辺りも含めてわからないんですけど、後者に関してはなんとなくそういうことなのかと思ってます。
今回紹介するディーマジェスティが、『それ』を見せつけてくれたからです。
2016年皐月賞。以前にもお話しましたが、この年のクラシック戦線ではいい馬達が群雄割拠していました。
詳細は該当記事でご確認いただけると幸いですが、ページから離れたくない方向けにサラッと解説します笑
当時の一番人気にして後の菊花賞馬サトノダイヤモンド。2歳王者リオンディーズに、弥生賞馬マカヒキ。オッズ的には三強対決の様相を呈していましたが、デイリー杯2歳S勝ち馬にして朝日杯FS2着馬エアスピネルもその三強に待ったをかけられる存在でした。
それにしてもなんでマカヒキとエアスピネルってまだ現役なんですかね汗 最近色々時系列がカオスになってます笑
それは置いといて、他にもマウントロブソン、ロードクエスト、アドマイヤダイオウにナムラショウグンなどなど。馬券購入の際にとにかく色んな馬に目移りした覚えがあります。
その中で、私はディーマジェスティのことを『強いけど、勝ち切れるかは微妙かなあ』という評価をしていました。
今の私の感覚なら☆か▲を打つ位置。実際最終オッズでは単勝30.9倍(8番人気)、複勝は結果的に5倍以上ついたようです。やはり穴には単複なんですね笑
わくわくしながら馬券を握りしめ(即パットでしたので握っていたのはスマホです)、レースが始まるのを待ちました。
なぜなら有馬記念から今までに見てきた強いお馬さん達が一堂に会して、『最速の称号』を奪い合うのです。わくわくしないわけにはいかなかったんです。
どの馬が一番はやいんだろう。
私の期待が高まる中、スタートが切られました。
8枠18番のディーマジェスティはいきなり大きく外に寄れ、大幅なスタート遅れ。
馬という生き物は、他の馬がいないところに向かう傾向があるので、大外枠の馬がこうなることはまあまああるんですよね。
よってディーマジェスティはかなり後方からの競馬になりました。
道中はそれなりに前傾のハイペースで進行したこと以外はカットしますが、きっと今しっかり見れば色んな発見があるのだろうと思います。
大事なのは最後の直線です。
競馬というスポーツでは直線とは『答え合わせ』の区間らしいです。道中の位置取りが最後の直線に繋がるからそう言われるのだろうし、中山競馬場は特に直線が短いので、そういう傾向が強いのでしょうね。
その直線では前傾のラップによって先行勢が苦しむ中、後方待機していたディーマジェスティとマカヒキが外から進出。
ゴール前、最後の一瞬。私はその時、これぞまさに『神速』か、と思い知らされました。
それぐらい、ディーマジェスティの末脚は速かった。まさに神の脚だと当時の私は感動しました。
馬券はハズレ。でも、あんなすごい脚を見せられたら拍手せずにはいられませんでした。
レース上がり3Fは12.2 – 11.6 – 11.8(計35.6)。一方ディーマジェスティは推定上がり3F34.0。ちなみに上がり最速は、後のダービー馬マカヒキの33.8でした。見た目にも速く感じるのも納得ですね。
それからの私は、皐月賞で『はやい馬』と言われたら、『神速』のディーマジェスティを思い浮かべることにしています。
まあ例年の皐月賞は先行馬有利傾向なので、2016年のような展開にはなかなかならないです。
しかし、奇遇にも今年の皐月賞は、2016年皐月賞に負けず劣らずの群雄割拠の様相を呈してきました。
となれば、ディーマジェスティと同じく大外枠に配されたイクイノックスに期待を寄せたくなるのも、人情なのかもしれません笑
皐月賞 展望
こちらが今年の皐月賞の出馬表です(2022年4月16日午前2時現在)。
https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202206030811&rf=race_submenu
各重賞勝ち馬が名を連ねてきましたので、どの子が一番『はやい』のか、一見してわからないですね。
個人的にはイクイノックスの一強なのですが、強い馬がそのまま勝てるなら『競馬』というスポーツは成り立ちません。
強い馬にも強いなりの理由がありますが、その理由によって、苦手なコースや苦手な距離が出てくるものです。
だからこのオッズになるのも納得はできるんですよね。
今回は皐月賞に近い馬場傾向になるであろう、『4月』『開催8日目』『芝2000m』という観点で、過去10年のデータを洗ってみました。レース数としては計20でした。
・位置取り別という観点。
・枠順の有利不利という観点。
・馬番での有利不利という観点。
データ的には4角(私は4Cと呼んでいます)位置がそこそこ前でないと結果に結びついてこないようですね。
前述した通り、皐月賞は先行勢が有利傾向にあるのですが、このデータにも現れている通りだと思います。
多分直線が短いから、ある程度の位置からでないと上位進出が難しいのでしょうね。
でも開催が進んで馬場が傷んでいるので、距離ロスを抑えるため内に進路を取りがちな逃げ馬や番手の馬達には不利になるのでしょう。それで1~3番手の馬は4~7番手の馬に比べ、若干成績が落ちるのだと思います。
枠で見ると案外、外がよさげ。
これも開催が進み内の馬場が傷んで、外目の方が伸びやすいからこうなる傾向にあるのではないでしょうか。
ちなみに先週日曜時点の中山の馬場を確認しましたが、若干外が伸びるような気がしました。外前ぐらいが絶好の位置ではないでしょうか。
また、枠順だけでなく枠番別の成績も見てみました。
7番がやけに成績がいいですが、おそらく内の各馬の動きを見ながら荒れた内より少し外を追走でき、馬場のいいところを通りやすいのが反映されているような気がします。
データをデータとして受け取るだけでなく、なぜそのデータになるのかを考えることが大事なのかな、と最近の私は思っています。
じゃないとただのオカルトになりますからね笑
ちなみにいきなりデータを使い始めたのは、最近JRA-VANさんが提供している、『Target』というデータ分析ソフトを入れたからなんですよね。
偏りがあるものは、データにも現れると思うので、そういうのを見極めるのには便利なんですよね。
またデータに対する考え方は、最近私が読み始めた『SPAIA競馬』ならびに『SPAIAch』から来ています。
AIやデータを駆使した予想をウリにしているみたいなんですが、なかなか興味深い『データの使い方』をする面白い競馬情報メディアだと思います。
気になる方は一度使ってみるのもいいかもしれませんね。
個人的には、記事の内容は面白いので読み物としてはありかな、という印象。
アプリ版はnetkeibaさんに比べて若干使いづらいし、月会費が高い気がしていますが、最近出てきたものっぽいですし、これからよくなっていくんじゃないですかね。知らんけど。
それはさておき、皐月賞の展開予想をしていきます。
おそらく逃げるのはデシエルトかビーアストニッシドですが、どちらもあまりペースを速くするタイプの馬ではないです。よってペースとしてはスロー寄りのミドルと見ますが、GⅠなので速くなっても不思議はないでしょう。
スローと見るや、早めに仕掛けてくる馬もいるでしょうし、3~4Cでペースは上がる可能性もあるでしょう。それならもともと位置を取れていて先行しやすい馬は積極的に狙いたいところです。例年の皐月賞もそうですし、去年のエフフォーリアも先行して押し切っていました。
じゃあ◎イクイノックスは微妙ではないか? そう思われる向きもあるでしょう。
ですが、あの馬の東スポ杯だけを見てそう判断するのは早計だと思います。新馬戦のレースも見てから判断する方がいいかと思います。
イクイノックスの新馬戦は2歳馬とは思えないパフォーマンスでした。
テンよし中よし終いよし。
2歳であれだけの競馬ができるのもすごいですし、あれでまだ完成形ではないというのですから凄まじい。まず間違いなく今後活躍する逸材だろう、と私は考えております。
確かに異例のローテにはなりました。ただ、それは体質の問題だと聞いています。近年、使いすぎると馬への負担が大きくなるからレース数を絞るという考え方がトレンドになりつつあります。
最近ならアーモンドアイとかもそうでしたよね。
ただ、あまりに間隔が開きすぎると、
・レース慣れできない。
・使わないことで呼吸が整わない(あるいはレースで戦える体にならない)
この2点の問題が浮上します。だから長期休養明けは警戒すべきなんですが、別に長期休養明けでいきなり勝つ馬も珍しくないですよね。
私はイクイノックスに関してはその調整ができるレベルの逸材だと思っています。
そして大外枠に関してはむしろ大歓迎だと考えています。先述の通りこの馬、テンよし中よし終いよしの馬なので。普通に先行して外前をキープしてそのまま勝ち切っても不思議はないな、と思います。
仮に後ろからになったとしても、東スポ杯のようなレースで他馬を一蹴する可能性すらあると見ます。それこそ2016年のディーマジェスティのようにね。
以上より、私は自分の目とイクイノックスを信じて◎を打ちました。
ちなみに2016年のディーマジェスティは大外8枠18番。そしてデータをもう一度見てください。
このコース、大外枠番もなかなか成績いいんですよ。
というか大外は大体どのコースでもいい傾向あるんですけどね笑
穴どころとしては☆を付けたい馬がたくさんいるぐらいに群雄割拠していて(そこも2016年のクラシック戦線を彷彿とさせるのですが)、迷いに迷った挙句にサトノヘリオスを指名しました。他候補はラーグルフ、ダンテスヴュー辺りなんですが、色々安定しないので外しました。
☆サトノヘリオスはエリカ賞でかなりの好時計を出しており、実際ハイレベルレースだったんじゃないかとにらんでいます。ホープフルSの敗因はレース間隔が詰まっていたから。前哨戦のスプリングSは権利を取りにいった感じの騎乗に見えたので、おそらく余力を残して本番に向かった、と見るのがいい気がしています。
人気ないので普通においしいですね。ただ、勝ち切れるかというと微妙なので、複勝多めで単勝は100円持つ感じにしようかと思います。鞍上も今年になってから意識が変わったように思いますし、初のGⅠを取ってもらいたいですね。
▲ボーンディスウェイはいい馬番取れましたし、先行力も高い。おまけに中山適性も高いです。前残りするならこの辺かな、という気がします。いい感じに穴どころになってるので美味いですね。
他は気になるところ多かったのでこれ以上は申し上げません。ただ、今年の前走弥生賞組は、全体的に大きな不利があったので(主にドウデュース、ジャスティンロック、ラーグルフ)、その分は考慮した方がいいかと思います。
展望としては以上になります。
出走各馬詳細
対象レースのメモをまとめました。
厩舎コメントやレース後コメントが入っている場合は、Gallop誌やnetkeibaさんなどから引用しています。
馬番1~4番
馬番5~8番
馬番9~12番
馬番13~16番
馬番17~18番
以上になります。
また、Twitter(@Roseliafan000)でもパドック情報を毎週お届けしております。ご参考程度にどうぞ。
それでは皆様の幸運と全馬全騎手の無事を祈りつつ、ここで打鍵を止めさせていただきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
by これから関東旅行に行く、夜桜 ほとり(2022/4/16)
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