【大阪杯 予想】全ホースマン必見! 現代競馬がガチで面白くなってる、て話

競馬

 こんにちは。こんばんは。夜桜という者です。

 今回は好メンバーが揃い、枠の並びも面白そうな大阪杯の予想をします。

 あらかじめ宣言しますが、今年の大阪杯は今年度でも屈指のハイレベル名レースになると思われます。

 ぜひとも観戦することをオススメします

 記事としましては、大阪杯とは直接関係のないところから話をつなげるので、そういうのはいらないよ、という方は目次から飛んでください。



大阪杯 予想印

 まずは予想印から。
 今回はジェラルディーナアドマイヤハダルといった、『G2クラスに見える馬が除外される』ぐらいのハイレベルメンバーなので、紐が絞れないですね。

 馬券的なポイントで言うなら、これをどこまで絞るかが焦点になるのではないでしょうか。

大阪杯

◎ エフフォーリア

☆ ポタジェ

△ アカイイト、ヒシイグアス(要パドック確認)、ジャックドール、ステラリア

✓ ヒュミドール、キングオブコージ(要パドック確認)、レイパパレ

◎ 本命馬(単勝軸)

☆ 実力とオッズのギャップが激しい穴

△ 紐

✓ 紐に昇格させるか外すか検討中

 買い目としては、エフフォーリア1着固定の3連単フォーメーションが中心かと思っています。

 

現代日本競馬が面白くなっている、という話

 私は月曜日、つまり3月28日時点で2つのことに関心がありました。

 まず1つは、大阪杯のメンバーが超豪華であること。
 こちらに関しては18頭の登録があり、前述の通り、今勢いに乗っているジェラルディーナと、4歳馬でも腕利きのアドマイヤハダルの2頭が出走除外になりました

 私は2頭とも、G2を取れるぐらいの実力がある馬だと思っています。
 つまり、G2を取れるような馬ですら除外になるレベルのメンバーが集まっているということになります。

 これが大阪杯に好メンバーが揃っていることの何よりの証拠ではないかと、私は思っています。

 もう1つは、ジャックドールが果たして逃げ切れるのか。
 ショウナンバルディやアフリカンゴールドといった重賞を取れる逃げ馬がおり、前走よりも一気にレベルが上がるG1。

 もちろんG1なので自然とハイペースになり、逃げるのも難しいでしょうし、後ろからのプレッシャーも強いことが予想されます。

 このレースは間違いなくジャックドールにとって試金石になることでしょう。

 ここで勝てるのであれば、日本競馬の今後は、将来は、非常に面白いことになると思われます。

 さて、いきなり話が脇道に逸れるのですが、今の日本競馬の事情を語るのに欠かせない概念があると、個人的に思っています。

 それはウマ娘の存在です。

 もはやウマ娘の是非を語るのはナンセンスだと私は思います。
 どんな形であれ、現在の日本競馬に新しい風を吹かせ、新規競馬ファンの入り口に一役買っていることも事実でしょう。

 そういう時代がきたのだと、受け入れてもいいのではないかと、私は思っています。

 そんな流れの中で、最近の日本競馬のレベルは急速に高まっています。
 先週のドバイ競馬では、7R中5頭もの日本馬が勝利を飾りました。

 個人的なオススメはパンサラッサ vs ロードノース、さらにヴァンドギャルドも含めた熾烈なデッドヒートが繰り広げられたドバイターフ。

 あれは今年の中でも世界の名レースに数えられるであろう名レースなので、見ていない方はぜひとも視聴していただきたいです笑 リンクはこちら → https://www.youtube.com/watch?v=0mCsBJlYiI4

 それこそシンボリルドルフオグリキャップタマモクロスの時代は、日本馬にとって世界とは大きな壁でした。
 ですが、今の日本馬達は世界と対等以上に渡り合えています。

 そういう意味でも、今の日本競馬は革新の真っ只中にいると言っても過言ではないと私は思っています。

 それぐらい、高いレベルにまで洗練されてきているのです。

 特に去年今年の日本競馬の流れはすごい。
 それこそウマ娘のソシャゲがリリースされた頃から、この流れが生まれているようにも私は感じています。

 率直に言って、ウマ娘から競馬に興味を持った方は本当にいいタイミングで競馬に入ってこれたな、と思いますよ。

 時代の転換期と言ってもいいところから競馬ができるなんて、楽しくて仕方ないでしょうし。

 またウマ娘には、サイレンススズカツインターボといった、一世を風靡した名逃げ馬を擬人化したウマ娘が登場します。
 そして今、この令和の時代にその2頭を彷彿とさせ、それを誇大広告するような流れがあります。

 ジャックドールは令和版サイレンススズカ、パンサラッサは令和版ツインターボ、と呼ばれ、まるで過去の名馬が現代に蘇ったような状態

 厳密に言うと2頭のその表現には語弊があるんですが、これはウマ娘から入った方に向けた1種のフォローとも私は解釈しています。
 
 競馬全体の発展に繋がるのであれば、そういう盛り上げ方も、私はありだと思います。
 わかる方にだけ、実は違うんだけどね、という真実がわかっていればいいと思っています。

 そんな日本競馬の中でも、今年屈指のメンバーが揃ったのが、今年の大阪杯だと私は思っています。
 名レースを期待したいですね笑


大阪杯 展望

 今回の出馬表がこちら。

 https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202209020411&rf=race_submenu

 今年の大阪杯のカギは、間違いなくジャックドールです。

 この馬がどんなペースで逃げるか、それとも逃げられないか、逃げないかで、全てが変わるかと思います。
 
 ジャックドールは前述したように、サイレンススズカとは全然違う能力を持った馬です。
 金鯱賞のラップを見ればわかりますよ。

 1998年 金鯱賞 サイレンススズカ
 12.8 – 11.2 – 11.2 – 11.5 – 11.4 – 11.4 – 12.0 – 12.4 – 11.7 – 12.2

 2022年 金鯱賞 ジャックドール
 12.5 – 11.0 – 12.2 – 11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.3 – 12.3

 ちなみに中京競馬場は、1998年から2022年の間にコースの改修がされており、タイムの出方も変わっているはずです。
 つまり単純比較は難しいのですが、仮にサイレンススズカが2022年の中京競馬場を走っていれば、1998年よりも凄まじいラップを叩き出して逃げ切ったのではないかと推測されます

 2頭それぞれの特徴について、私なりにまとめました。ご参考程度にどうぞ。

サイレンススズカの主な特徴
  1. テンが早い(スプリンター並みの速度だったと聞きます)
  2. 12秒台を踏んで息を入れる
  3. 直線では、他馬と同じ上りを出して逃げ切る
ジャックドールの主な特徴
  1. テンはそこまで早くない(特に金鯱賞の3F目は12秒台踏んでるし、過去レースも前半3Fはそこまで早くない)
  2. 代わりに道中は11秒台を踏み続ける
  3. 直線での粘りがすごい(小並感)

 こうやって見ればやはり全然違いますよね。

 仮にジャックドールを表現するのにサイレンススズカの名を借りるのであれば、『遅いサイレンススズカ』と名付けるのかな、とも思いましたが、それでも息をいれたりはしないので、やはり違うんですよ。

 ジャックドールはサイレンススズカではない

 ですが、サイレンススズカの最期を思えば、そこに夢を託したい。彼が見せてくれた夢の続きを見てみたい
 私はそう思います。

 当時のサイレンススズカを知らない私ですらそう思うのですから、往年の競馬ファンなら余計にそう感じるのではないでしょうか。
 マスコミもそこを狙った書き方をしているようにも感じます笑

 ジャックドールについての軽い考察は以上。
 我々はその上で、ジャックドールが逃げ切れるのかを考える必要があります。

 私は3月28日(月)時点ではショウナンバルディやアフリカンゴールドが競りかけてくるだろうし、素直に逃げるのは難しいのではないか、と思っていました

 それが昨日の枠順発表でこの並びになったことで、面白いことになったぞ、となりました。

 ショウナンバルディやアフリカンゴールドが外めの枠に入り、ジャックドールが2枠4番と内に入ったんですよね。

 これでジャックドールは比較的逃げやすくなったかと思われます。
 
 ショウナンバルディはなかなか進まない馬。
 アフリカンゴールドも逃げはするものの、そこまでテンが早いわけではない。

 逃げれるのであれば、おそらくジャックドールが逃げる形になるでしょう。

 そして現代日本最強馬エフフォーリアも3枠6番といいところを引きました。

 競馬というスポーツは、内枠に強い馬が集まるとポジション争いが面白いことになるので、好レースになりやすいです。

 よって、この並びを見た瞬間の私は、キタコレ! と叫んでいました。
 まあ会社のトイレで確認したので叫びはしなかったのですが笑

 そんなことはさておき、問題はジャックドールの道中です。

 前述の通り、ハナは取れるでしょうけど、この馬は序盤をゆったり入るタイプ
 果たしてそれがG1で通用するのでしょうか。

 しかもジャックドールはここまでそこそこ使いこまれています。
 特に前走の金鯱賞ではパドックで発汗していました。

 それなりに消耗していると思います。それが中2週で超一級の相手と戦う。

 もう一度問いかけます。
 果たしてジャックドールは逃げ切れるのでしょうか?

 私は、普通に考えれば逃げ切れないと思います。
 そんな消耗度合で一級のメンバーに挑めばかなりきついでしょうし、少なくともエフフォーリアには捉えられると思います。

 ですが、競馬は時々競馬を超えます
 私はジャックドールには競馬を超えてもらいたいと思ってもいます。

 なぜなら、そうなれば現代日本競馬がさらに楽しくなるからです。
 秋への期待もさらに高まります。

 だから、馬券ではエフフォーリア頭で買いつつも、この馬券をジャックドールに覆してもらいたいとも思っているのです。

 あとは印の通りです。

 一応印をつけた馬でもいくらかコメントを残します。

 ☆ポタジェは前走の流れのわりに1番強い競馬をしていたので、このオッズは過少評価されているな、という印象です。

 しかもこの馬は相手なりに走れるタイプの操縦性のいい馬です。
 さらに馬柱をみればわかる通り、かなり堅実です。

 なんでこんなに人気がないのか、個人的には理解に苦しみますね。複勝で4倍つくなら普通に買いですよ。

 △ヒシイグアスアカイイトは3連系を買うなら抑えることをオススメします。
 前者は体調管理が難しい馬だと聞いていますが、今回はそこそこよさげの状態。地力はかなり高いので、好勝負をしてくるでしょう。
 後者も仕上がりがいいと聞いています。馬場は渋った方がいい気はしますが、なんにせよ抑えたいです。

 ✓レイパパレは正直言ってベストは1800mのイメージ。2000mは結構ギリギリなのではないかと思います。

 なので評価は少し抑えめです。が、強いことは強いので、馬券には抑えたいですね。

 以上になります。

 また、Twitter(@Roseliafan000)でもパドック情報などを毎週お届けしております。
 よければご参考にどうぞ。

 それでは皆様とレースに出走する全馬と全騎手の幸運と無事を祈りつつ、ここで打鍵を止めさせていただきます。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 by 来週は桜花賞現地参戦予定の、夜桜 ほとり(2022/4/3)

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Posted by yosakura