【函館記念】実は4年ぶりの条件! 大幅距離短縮ハヤテノフクノスケは買えるのか?
日程変更のあおりがこんなところにも出ているんだなあ、と思いつつ。
こんにちは、こんばんは。夜桜です。
今年は重賞日程が大幅に変更されたことで、たとえば宝塚記念は2週間前倒しに、トライアルは軒並み1週前倒し、ほか新設重賞の設定など、大きくレース日程が変わりました。
おそらくこの函館記念もその余波を受けた一戦。本来なら函館の連続開催の5、6週目に行われるところですが、今年は3週目での開催となります。
そもそも6月開催も1997年以来。馬場状態の影響を受けやすい競馬でこの変更は大きいはずです。最後に開幕3週目開催だったのは21年で、トーセンスーリヤが勝ち、14番人気アイスバブルが2着、12番人気バイオスパークが3着と、6歳馬が1~3着を占めました。
しかし、それ以降は2000年まで見ても3週目開催はありません。まあ極端に外枠が有利になることはなさそうですが。
今年はどうか、考察していきます。
枠傾向と年齢傾向
確かに先週の函館芝では8枠の馬がそこそこ馬券に絡みました。しかし、1800~2000mの1周競馬では勝ち馬なしでした。
開催時期は全然違いますが、2010年以降の函館記念の枠別成績を見てもこちら。

このように8枠は連対なしでした。ある程度開催が進んだ時期でも8枠は苦しく、これは開催3週目の今年も同様でしょう。これはコースレイアウトによる不利が働いていると見てよさそうなところ。
実際、2020年以降の函館芝2000mの成績を見てもやはり8枠は苦戦していました(複勝率でも全枠でワースト)。
傾向を見るに、2~4枠辺りの内枠が優勢と見てよさそうです。
年齢的な傾向を見ると、力が要求されるからか高齢馬もそこそこ健闘している模様。

今回は4~7歳まで様々な世代の馬が参戦しますが、特に年齢で割引する必要はなさそう。斤量に関しても重い軽いで有利不利はないです。
結局のところ枠が重要そうな印象です。
人気になりそうな距離短縮組2頭は?
今年人気を集めそうなのがハヤテノフクノスケ、マコトヴェリーキー。どちらも1000m以上の距離短縮からの臨戦となります。
大幅距離短縮で少し敬遠したくなる面もありますが、データで見るとそこまで悪くない感じ。

勝率、連対率、複勝率を見ても、距離が長い方が良好な傾向です。
ただ、前走3000m以上から好走した馬がいる年のラップを見ている感じ、時計がかかっていて割とスタミナが問われている印象。今年そうなるかは若干怪しいです。
展開的には逃げる馬がアウスヴァールぐらいしかおらず、競りかけそうな馬も不在。全体的に後ろからの馬も多く、人気2頭も大幅距離短縮からの臨戦となれば、単騎逃げで楽にいってしまいそうなんですよね。
少し話は逸れましたが、人気2頭の取捨は当日の時計のかかり方との相談になりそう。
この辺りも予想のポイントになるでしょう。あとは枠の並びですかね。
ライター名「夜桜 ほとり」
バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。
最近ベランダに巣をつくっているツバメ一家が新たに子作りに励んでいる模様。1か月前に産んだ5羽が巣立ち、また産んだようです。ただ、居心地がいいのか巣立った5羽も時々戻っており、朝からチュンチュンしています。
彼らが無事旅立てるか、見送るのが最近の楽しみです。
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