北海道ツーリング5日目『霧と札幌』
行きのフェリーで聞いた富良野で行われるバイクイベントの伏線が解けた。
宿にいた方が富良野に行くと言ったので聞いたところ、バイクの行進があるそうな。これは見ないともったいないということで、7時ぐらいに出て見に行くことにした。
もともと富良野に行く予定だったからちょうどいいや。
朝はコンビニのパン。こっちにきてから朝はパンばかり。ほんとは市場とか行きたかったけれど、日曜は休みらしい。
朝は少し雨が降ったようで、クリークが濡れていた。今回だけは屋根ありじゃなかったからなぁ。山道を走ってるとめちゃくちゃ虫に当たるので、カウルやヘルメットが汚れていた。洗えると思えればむしろ好都合だ。

マイクロファイバーの布巾でしっかり拭いて、まだ旅には行かせん、ととおせんぼするタマちゃんとも名残惜しく別れて出発。今回は7時半発だ。

途中の山道で霧が出て、周りはしっけてヘルメットやカウルに水滴がつきまくる状況。ひどい時では10m先しか見えない状態で山の曲がりくねった道を突破してきた。
今日はもう雨はないと思って、今までに履いていた靴を脱いで普段使いの方を履いてきたのだが、ずぶ濡れに。結局レギュラーの靴に戻した。
色々やってるうちにバイクのイベントは始まって、すれ違ってしまったみたいなので、元々の予定通りラベンダー畑の方に行くことにした。行進見たかったけどしゃあない。

脇道を通ったり、馬を見つけたり楽しみつつ、11時ぐらいに富良野のラベンダー畑で有名なファーム富田に着。


隣にはメロン関連のお店があって、富良野メロンをいただいた。これ甘すぎて虫歯になるww
ちなみに北海道の赤肉のメロンは夕張メロンが有名だが、こちらは楕円形で、富良野メロンは丸型。夕張は食べていないが、聞いた話では品種改良の違いぐらいで味はそこまで変わらないらしい(知らんけど)。
いやはや美味いなぁ(カットメロン800円)。メロンパンも美味すぎ(400円)。美味すぎてこの時期にお土産を買ってしまった。まだあと5日ぐらいこっちにいるのに。
隣のラベンダー畑もこの時期でもきれいで(見頃は6月下旬)、いい写真が撮れた。オカンも嫁も喜んでくれるだろう。


次は近場にある青い池へ。白金温泉も時間があれば行きたいところだったが、予定もあるのでパス。ただ、外国人観光客が多かったのはうーん、て感じ。景色はいいけどね笑

ここから札幌に戻って早めにチェックインできたらクリークの点検もいければいいな。というわけで一路西へ。
富良野から山道。いかにも熊が出そうな雰囲気の山で、実際に出たこともある模様。北海道はどの山も熊出そうだけど、ここは一段と出現率高そうなんだよな。
今日は大抵山道を走ってた印象で、何百kmも曲がりくねった道を走ってるとなかなか大変。たまに膨れたりして少し危なくなる場面もあった。風がなかっただけマシかな。
個人的には宝塚記念のパドック、レースが迫ってたので15時付近に電波の届くところにいられるか、それが問題だった。結果的にパドックは途中の公園で見れたし、レースも側道に停車して見ることができた。
北海道出発前に推奨していた本命対抗できれいに決着し、北の大地で勝鬨を上げたのもいい思い出だ笑
昨日、一昨日を合わせたぐらいの旅費を稼いで、ほくほくしながらあと数十kmを走った。

札幌に到着。
ここはほかの北海道の街と比べてめちゃくちゃ都会。札幌の友人にも話したのだが、全然毛色が違う。田舎がたくさんあるところに名古屋がドンと入ってきたらこうなるよね、てぐらいの浮きっぷりだ。
あくまで個人の感想だが、ライダーからすると違和感があるかもしれない。道は全然進まないし(大阪とそんなに変わらない)、とにかく人も車も多い。あと外国人もこの辺多い。
特にこの日はお祭りだったので余計に多くなっていたようだ。催事、絶景に外国人観光客はつきもの。今日の旅は全体的にそんな印象を抱かせた。

便利なのにライダー的には不便。それが今の札幌かもしれない。都会はどこもバイク置きづらいしなぁ。
宿には17時着。今回はこちら。

ゲストハウスなので宿代は3800円と値は張ったが、ふかふかのベッドとシャワーがついてくる。そろそろ腰が痛い身としてはありがたい。明日明後日はこんないいところには泊まらないので、たまにはね。
外国人観光客めっちゃ多くて驚いた笑
ライダーハウスとはだいぶ毛並みが違う。でも私はライダーハウスの方が好きかなぁ。ライダーさんと駄弁るの楽しいもんね。
点検に持っていく時間はなかったので、札幌の友人が待つ信玄へ。世間話しながら並んで、ラーメンを啜った。
今回はあっさりめにしたんだけど、ちょっと味薄め。美味かったけど、味噌ラーメンは濃くしてなんぼだな、と食いながら思った。そこはちょっと失敗。

チャーハンは前に頼んだ時も美味かった。多少多くてもラーメンとチャーハンを頼むべき店だろう。
そろそろ現金が減ってきたのでATMを探して友人と歩いた。札幌市内は名古屋市に似てる印象。オタクな区画も、モールっぽいとこもありつつ、なんだかもともと住んでいるところに戻されたような感覚がした。
現金を引き出してから、時間がなかったので友人との別れもそこそこに市電に飛び乗ることにした。路面電車みたいなもので、存在が気になっていたのだ。
飛び乗る時は割とギリギリで入り口が閉まるところだった。でも車掌さんがすんでのところで開けてくれて(迷惑をかけたのに、ありがとうございます!)、北海道特有のあたたかさを感じた。
この車掌さんが心遣いのある方で、どの駅でも降りる人がいないか穏やかな口調で聞いていた。この辺りが北海道の方、と感じる。
友人もそうだが、心の奥底で穏やかであったかいものがある。それが北海道の方の本質だったりするのかもしれない。今回の旅でひしひしと伝わるのがこの部分だ。
宿に舞い戻り、シャワー→コインランドリーで洗濯(宿に乾燥機がなかったため)→荷物整理して就寝。乾燥機ないのは痛かったな。1日で洗濯物は乾かんて。
私はここまで不要な衣服はどんどん捨てていたが、毎回洗濯する方はこの時期、夏用3着、冬用1着、下着セット3つとかで足りるんじゃないかな。私は荷物からして多すぎて、おかげで日数の割に重い思いをしすぎていたな、と感じていた。オカンあたりはそれでいいの、て言いそうだけど、ライダーからするとやりすぎなんだよなぁ。
靴やいらない衣服を捨てたことでかなりスペースに余裕ができた。出発前はギリギリまで詰め込んだバッグもお土産が入るぐらいにはなった。これならお土産たくさん買えるかな。
職場と、嫁の両親、オカン辺り。嫁にはもう富田で買っちゃったのがある。潰れないといいけど。
明日はいよいよ馬産地。友人の家にバッグを置かせてもらって、タンデムで向かう予定だ。頼むから雨降るなよー!
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