【注目馬】新馬戦で「複勝率100%」データ 2025年6月7、8日で狙いの2歳馬

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こんにちは、夜桜です。今回は注目馬を紹介していくコーナー!

今週からついに始まる2歳新馬戦から2頭を紹介します。

今後も不定期ですが、新馬戦に限らず注目馬を流していきます(要は半分ネタ切れ、頭を軽くして書ける)。適当に見てやってください。

2025年6月7日 阪神5レース 2歳新馬戦

ダービー翌週の土曜阪神新馬戦は、過去にケイアイノーテックステラリアファントムシーフなどが出ているそこそこ優秀な一戦。

このレースで注目したいのはアンドゥーリル(2023年2月6日産の牡馬 栗東・中内田充正厩舎)です。

社台レースホースの馬で、生産者は社台コーポレーション白老ファーム。

血統構成は以下の通り。

サートゥルナーリアは皐月賞などGⅠ・2勝の名馬、母父オルフェーヴルは言わずと知れた「金色の暴君」。母アンドラステは小倉芝1800mの中京記念など、1600~1800mで活躍した牝馬です。

血統から中距離は容易にこなせそうな感じ。現時点でも母父オルフェーヴルの馬は距離が長いほど好成績を出す傾向にあります。

先日の日本ダービー3着のショウヘイも同じような血統構成と聞けば、活躍してくれそうな予感がありますね。

私は2歳馬情報の大部分をGallopさんが出しているPOG誌から得ています。この雑誌が優秀で、かなりの数の2歳馬の馬体写真を見せてくれるんですよねぇ。

アンドゥーリルはそのなかの一頭です。個人的にはPOG指名順で10番手辺り。

それでも、馬体重は誌面時点で458kgとそこそこあって、クラシックを目指せる距離適性もある。

あとなによりも誌面上ではこの馬が一番かわいかったかわいいは最強なので、きっと勝つでしょう。

データ的な話をすると、サートゥルナーリア産駒の新馬戦成績はそこまでよくありませんが、中内田充正厩舎の6月新馬戦成績【5-5-2-0】勝率41.7%、複勝率はなんと100%です。

おそらくエース級を投入しているんじゃないでしょうか。勝ち馬を見ても、セリフォスダノンファンタジーダノンプレミアムなど強い馬ばかりです。

ちなみに、多くは川田将雅騎手とのコンビですが、今回騎乗する藤岡佑介騎手ブルースピリットで勝っているので、陣営としてはそこそこ自信はあると思います(勝利数を見ても、藤岡佑介騎手は川田騎手に次いで多い)。

今回のライバルはカルロット(ステルヴィオ、ウンブライルらの弟)や川田騎手騎乗のカレイジャスビートなど。

相手が強そうですが、本馬もデータ的に楽しみな一頭ですし、血統背景も面白い。先々まで見たい2歳馬ですね。

2025年6月8日 東京5レース 2歳新馬戦

安田記念当日の新馬戦は、サリオスグランアレグリアステルヴィオなどGⅠ馬が目白押し。

ここで注目したいのはアウダーシア(2023年2月3日産の牡馬 美浦・手塚貴久厩舎)です。グランアレグリアらと同じサンデーレーシングの馬で、生産は当然ノーザンファーム。

血統構成はこのようになっています。

キズナは2013年の日本ダービー馬で、説明不要のディープインパクト系。母は2018年の牝馬クラシックで活躍、というかアーモンドアイ相手にオークスで2着と健闘したリリーノーブル

母父はルーラーシップで、兄にデンクマール(モーリス産駒、2024年ひいらぎ賞1着)がいる血統。個人的にデンクマールはNHKマイルCに出ていれば勝っていたと思っていて、弟の本馬ともども楽しみなんですよね。

本馬もPOG誌から惚れ込んだ一頭で、馬体がとにかくいいんですよ。馬体のレイアウトの割に、馬体重が492kgと大きめで奥のある予感があった、というのも推奨理由です。POGでも5、6番目辺りで指名したいと思ってます。

この時期の東京芝1800mで使うのは、「GⅠが多い東京の経験を積める」「2歳にとっては中距離戦につながる1800m戦」「実力が問われる舞台」と今後を考えても価値が高く、クラシックをかなり意識しているのだと思います。

しかもC.ルメール騎手を乗せている点も期待が高いことの証左です。

サンデーレーシングは早期デビューの馬ほど好走率が高い傾向にあり、6月がそのピーク。着度数なら【25-27-13-53】勝率21.2%、複勝率55.1%となっています。

早期デビューで2歳GⅠへゆとりを持たせるための措置でしょう。事実、最近もアスコリピチェーノクロワデュノールなどエース級の馬がこのパターンで2歳GⅠを制していました。

ちなみに「C.ルメール騎手」×「サンデーレーシング」×「6月新馬戦」は【10-5-3-6】勝率41.7%、複勝率75.0%です。勝負に出ている組み合わせといっていいでしょうね。

ライバルはD.レーン騎手が騎乗する良血馬ダノンヒストリーダノンベルーガボンドガールの弟)か。こちらも楽しみな一戦になりそうです。

 

ほか、日曜東京6Rのタフクッキー(母ウーマンズハートは2019年新潟2歳S覇者)は早期から活躍が見込める気がします。

日曜阪神5Rのサンタカリスエイティーンガールの妹で、秋山真一郎厩舎という点が個人的に魅力。

コントレイルのラストラン直後の京阪杯で私は三連複を取ったのですが、この時勝ったのが秋山真一郎騎手騎乗のエイティーンガール。色んな意味で印象に残る一日だったので、縁を感じるんですよね。応援したいところです。

↓以下がその時のブログ。

それでは、今回はここまで。

 

ライター名「夜桜 ほとり」

バイオテクノロジー系の分野で大学院卒業後、何を血迷ったのかSEに転身。でもなんか違うと思い、競馬メディアの編集に。現在は編集を脱退、馬を中心としたフリーの物書きとして活動中。

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Posted by yosakura